戸崎圭太 (45歳)

戸崎圭太
生年月日
1980年7月8日
主な勝鞍
有馬記念(14)
安田記念(11)
スプリンターズS(15)
ヴィクトリアマイル(15,16)
阪神ジュベナイルF(13)
関連する馬・騎手
血統
解説

2013年に地方競馬からJRAに移籍してきた若き天才騎手。移籍初年度にいきなり125勝を上げると、翌2014年には156勝、15年には142勝を上げて2年連続のリーディングに輝いている。

その一方で、キャラクターは至って天然。ナリタブライアンなどの活躍で確かな競馬ブームの時代に生まれ育ったにもかかわらず、中央競馬の存在を知らずに地方競馬の教養センターを受験した”希少生物”。

もしも、まっすぐ中央競馬に来てくれさえすれば、武豊騎手の後継問題も解決していたかもしれない逸材だけに、その天然ぶりは「競馬界の損失」と述べて差し支えないだろう。

実力といい、ルックスといい競馬界を背負っていくに十分なものを秘めているのだが、どうしてもその天然ぶりが邪魔をしてしまうのが玉に瑕(きず)。テレビでの露出も多いものの、インタビュアーとの会話がなかなか嚙み合わず、いつも”ネタ”にされて終わってしまう。

雑誌などのインタビューを見る限り本人はいつも真面目で謙虚な性格のようだが、おそらく多くのファンに「いつも陽気で面白い人」と勘違いされているだろう。本人も最早どちらでも良さそうな感じだが。

ただ、やはり海千山千の猛者がひしめく地方競馬でも若くしてトップを走り続けていただけあって、その腕は日本人でもトップレベル。近年は関東馬の躍進が著しいといわれているが、そこに一役買っていることに間違いはない。

特に記憶に新しい2016年夏の活躍は凄まじく7月以降、重賞で騎乗した際はことごとく勝ち負けとなり、秋には『JRA重賞騎乗機会連続連対』の新記録を達成した。

Ranking

23:30更新
  • 総合
  1. KONAMI麻雀格闘倶楽部・前原雄大「卒業」に秘められた思いを告白。「100m歩くのに10分もかかった」盟友・佐々木寿人にさえ明かさなかった満身創痍の3年間
  2. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  3. JRA堀宣行調教師「パワハラ裁判」で敗訴。現代社会に取り残された”村社会”で、あの超大物調教師にもパワハラ疑惑が……
  4. JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
  5. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  8. 武豊が社台に干された「曰く付き」阪神JF……”引退説”が囁かれた大スランプの原因「ダンスファンタジア事件」とは
  9. JRAマイネル軍団総帥・岡田繁幸さん逝く。武豊「僕の原点、この馬と一緒に全国区になった」絶体絶命だった天才を世に放った偉大な決断と信念【特別寄稿】
  10. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬