戸崎圭太「能力がある」国枝師「距離延びても」潜在能力高い…注目のダービー馬候補がドウデュース再現!

先週末の東京開催でキラリと光る逸材がデビュー勝ちを飾った。
3日のメイクデビュー東京(芝1800m)を戸崎圭太騎手とのコンビで制したレイニング(牡2、美浦・国枝栄厩舎)は、来春のクラシック候補として十分に期待できそうな1頭だった。
注目のダービー馬候補がドウデュース再現!
積極的に主張する馬は不在。ハナに立ったエターナルシルバーがマイペースの逃げに持ち込み、2番手にエルモフィオーレがつけた1000mの通過は、なんと64秒2。後方待機組には末脚不発のリスクを伴う超スローで流れた。12頭立てのレースで後ろのまま動かなかったレイニングにとって、騎手の判断も問われる展開だったといえる。
最後の直線を迎えて当然ながら瞬発力勝負。位置取りとしては完全に失敗したように見えたレイニングだが、鞍上のゴーサインが出されると末脚一閃。前残りの展開を味方に粘り込みを図るエルモフィオーレ、エターナルシルバーを瞬く間に交わし去り、先頭に立ってから戸崎騎手が周りの馬の脚色をチラ見する余裕まであった。これはもう1頭だけモノが違ったというしかない。
レース後のコメントでも戸崎騎手は「能力があるなと思っていました」、管理する国枝調教師も「この感じなら距離が延びてもと思います」と好感触で振り返った。まだ素質だけで走っている雰囲気もあり、5月生まれということを加味すると成長の余地を十分に残しているだろう。
「1000m64秒2という数字が表示されたときには、戸崎騎手が失敗してしまったのかと不安になるほどでした。ところが最後の直線でステッキも入らず促すだけ。上がり3ハロン32秒9の末脚を使いながらも、見た目には馬なりだったのですから凄いです。
血統的にも父はサートゥルナーリアで母系も好素材を輩出しているクルミナル。超スローを後方からゴボウ抜きにするシーンは、まるで天皇賞・秋(G1)のドウデュースを見ているかのようでした」(競馬記者)
ひとつ気になるとすれば、戦前に陣営から「1800がギリギリ」というコメントが出ていた点か。ただ今回のレース内容ならレース後に国枝調教師が「距離が延びても」と認識を改めていたように、まだまだお釣りを残しての快勝。順調なら重賞でも通用しそうな雰囲気を持っている。
その一方で、先週はC.ルメール騎手がブリーダーズCの騎乗でアメリカに遠征していたことも覚えておきたい。引退間近の国枝調教師としては、牡馬クラシック制覇は悲願。アーモンドアイで結果を残したルメール騎手と蜜月関係にあるため、戸崎騎手は代打として依頼された可能性が高いかもしれない。
とはいえ、戸崎騎手にとっても国枝調教師にとっても日本ダービー(G1)のタイトルは何としても欲しいところ。G1優勝請負人のルメール騎手も含め、ちょっとした三角関係となる可能性もありそうだ。
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