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サラブレッド銃殺事件の牧場経営者・榊被告の「疑問だらけ」な犯行理由に呆然

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 今年2月、北海道新冠町で起きたサラブレッド射殺事件で、銃刀法違反などの罪で起訴された元牧場経営者の榊明彦被告。この事件は生産界や競馬ファンにも大きな衝撃を与えた。

 そんな榊被告は、取り調べに対し「これまで世話してきたのに餌ばかり食べて」などと怒りを覚えたと供述していることが」と銃殺の理由を語っていることが分かった。「借金の悩みから自暴自棄になり、馬をライフル銃で撃った」と衝動的に犯行に及んだということらしい。

 銃殺したのが1歳馬であることを考えれば、まだ「餌を食べて大きくなるのが仕事」と言っても過言ではなく「これまで世話してきたのに」という考えもどこか的外れである。そのくらいのことは、長く競走馬に携わって入る榊被告な重々承知のことだと思うのだが……。

「おそらくは、単なる『言い訳』でしょう。実際は競走馬の保険金や、牧場経営の負担を軽くするためということでしょうが、なかなか本音は言えないのでは。また、借金しているのが悪い筋であれば、そこについて詳しく語れないからこその、今回の不可思議な供述という気もしますね」(記者)

 かつてはタケシバオーなど名馬を輩出してきた牧場を経営していた榊被告だが、よほど追い詰められていたのは間違いないようだ。

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