GJ > 競馬ニュース > 鬼に金棒ケイティブレイブ  > 2ページ目
NEW

「強い逃げ馬」に「逃げの天才・武豊騎手」レパードS(G3)で鬼に金棒状態のケイティブレイブに思わぬ落とし穴?福永祐一騎手が指摘する意外な「盲点」とは

【この記事のキーワード】, ,

 福永騎手によると、逃げ馬は逃げ切った次のレースが非常に難しいという感覚を持っているらしい。そこには明確な数字の裏付けも存在しているようだ。その要因を簡潔に述べると、逃げ馬は注目されればされるだけマークがきつくなってしまい、自分のペースで走ることが難しくなるというものだった。

 確かに、冒頭で触れたエイシンヒカリにしてもフランスのイスパーン賞を10馬身差で圧勝しながら「世界No.1」として挑んだプリンスオブウェールズでは、まさかのシンガリ負け。

 これは極端な不良馬場のせいだったとしても、では毎日王冠を逃げ切って挑んだ昨年の天皇賞・秋はどうなのか。9着惨敗は、エイシンヒカリのその後の成績を考慮しても「マークがきつくなった」と考えるのが最も妥当だろう。事実、このレースではスタートからクラレントにハナを奪われ、自分の競馬を封じられている。

 さらにこの春のキタサンブラックも天皇賞・春を快勝して挑んだ宝塚記念では、後ろから早めに来られて3着に敗れている。これも当然、逃げ切りを警戒されてのことだろう。

 唯一、連勝を収めたコパノリッキーにしても、かしわ記念を逃げ切っての帝王賞参戦だったにもかかわらず、5番人気とマークが薄かったことが最大の勝因だったのかもしれない。武豊騎手も「僕があんまり信頼されていないのかも」とレース後は、皮肉たっぷりに笑いを誘っていた。

 これらを踏まえると、一見スキがないレパードSのケイティブレイブも「どうか」と思えてくる。

 確かにケイティブレイブの前走は、ジャパンダートダービーの2着で「逃げ切った」というわけではない。だが、ここでの注目度、言い換えればライバルたちの”警戒度”としては十分すぎるほどインパクトのある前走だろう。

「強い逃げ馬」に「逃げの天才・武豊騎手」レパードS(G3)で鬼に金棒状態のケイティブレイブに思わぬ落とし穴?福永祐一騎手が指摘する意外な「盲点」とはのページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. JRA「謎の主取り」ディープインパクト産駒「大盛況」も唯一の敗者……セレクトセール「平均2億円」ディープ特需に埋もれた“13番目の男”とは
  2. JRA“6億円馬”ディナシー「セレクトセール最高落札馬は走らない」負の格言代表的存在が繁殖牝馬セールへ
  3. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  4. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  5. キタサンブラック産駒を超高価格で落札「謎の購買者」が2年連続で話題に? 昨年の落札馬は「有名オーナー」の名義に
  6. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  7. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  8. 「庭先取引」の問題点を一変させたセレクトセール!億超え馬を落札する名物オーナーたちも登場…オープンでフェアな取引に多大な貢献【競馬クロニクル 第63回】
  9. JRA「6億円」の衝撃から3年、まさかの「名義変更」から2カ月。アドマイヤが“北の大地”で存在感を示す!
  10. JRAも「G1同日開催」を増やすべき? 香港春競馬「大変革」に日本競馬の進化を求める声も……