
JRA皐月賞(G1)戸崎圭太「成長力」に不満!?「上積みない」ダノンキングリーに「大種牡馬ディープインパクト」のジンクス
「今までは乗るごとによくなっていたイメージ。ただ、今回は流石にそこまでの変化、上積みがなかった」
これまでダノンキングリーの驚異的な成長力を称賛していた戸崎騎手だが、皐月賞の2週前追い切りでは、一転して”辛口ジャッジ”が飛び出した。
その後「でも、レース2週前に乗ったのは初めて。そこは比較すべきところではないかもしれません」とフォローした戸崎騎手。
だが「おそらく来週、乗せてもらうので、そこでどれだけ上がっているか、また違った感触が得られるんじゃないかと思うんですよね」と語った1週前追い切りには、結局騎乗せず……追い切り後、ゲートでの駐立を確認するに留めている。
「1週前追い切りに騎乗しなかったのは、陣営の考えがあってのことでしょう。内容は美浦のウッドで5ハロン66.1秒、ラスト12.7秒。最後の方には何度かムチも飛びましたし、時計面も上々でしたよ。
ただ気になるのは、この馬がディープインパクト産駒ということですね」(競馬記者)
2012年から7年連続のリーディングサイアー、種付け料4000万円という日本が世界に誇る大種牡馬ディープインパクト。産駒も三冠牝馬ジェンティルドンナや、サトノダイヤモンドなど、名馬を挙げれば枚挙に暇がない。
ただ、その一方でファンや一部の関係者の間で囁かれているのが、ディープインパクト産駒の成長力に対する疑問だ。
「ディープインパクト産駒が『全体的に早熟傾向』という話はよく耳にします。実際に、先日の大阪杯(G1)を産駒のアルアインが勝ちましたが、牡馬に限れば、3歳にG1を勝った産駒では実はこれが2000m以上で初めてのJRA古馬G1勝利。
2歳、3歳春まで底知れないポテンシャルを見せていた産駒が、後々期待されていたほど伸びないというのは、ディープインパクト産駒のジンクスと言えなくもないですね」(別の記者)
2歳や3歳の重賞は数多くの名馬を送り出した一方、”一瞬の輝き”で終わってしまった馬も多い。
無論、戸崎騎手の”クレーム”も、日々高まる期待の裏返しに違いない。まだキャリア3戦のダノンキングリーの成長が、もう止まってしまったというのは考え辛いだろう。
過去10年の勝ち馬で3頭の皐月賞馬、5頭のG1馬を送り出している「超出世レース」共同通信杯を制したダノンキングリーだが、強豪が集うクラシックを勝ち切るにはもう一段、成長する必要があるはずだ。
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