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2019.04.25 14:32
JRA青葉賞(G2)「ドゥラメンテ系血統」ランフォザローゼスは成長途上が気になる?
編集部
府中の新馬戦を勝ち、中山の特別と重賞で敗戦。陣営は中山コースが不向きと判断。皐月賞(G1、芝2000メートル)は捨てて、目標を日本ダービーに絞った。ルメール騎手もマーフィー騎手も素質を認め、長い距離のほうがいいと言うランフォザローゼス。府中の2400メートルで初めて本領を発揮するのだろうか。
父はキングカメハメハ。祖母はエアグルーヴ、母の父はディープインパクト。この血統構成はドゥラメンテに似ている。2015年の皐月賞と日本ダービーで2冠を達成、脚部不安で4歳時に引退した。ドゥラメンテも父キングカメハメハ、祖母がエアグルーヴ。そして母の父はサンデーサイレンス(ディープインパクトの父)。
近年、春の2冠を獲ったのはドゥラメンテだけ。単純な比較はできないが、ここ数年の日本ダービー馬でドゥラメンテが最も強かったと言うこともできる。ドゥラメンテと似た血統のランフォザローゼスも底知れないパワーを秘めている可能性はある。
最終追い切りに騎乗したルメール騎手は「エンジンのかかりが遅いので2400メートルも良さそう。能力もあるし、悪いところがない」と久々に騎乗するランフォザローゼスをほめている。
青葉賞を4勝している藤沢和雄調教師は「ウチはトライアルには強いぞ」と冗談を飛ばしていたが、ランフォザローゼスにとってここは、府中の2400メートルならばサートゥルナーリアと互角に戦える力があることを証明するための試金石だ。ただし、まだ成長途上であれば今回もダークホースに脚元をすくわれる危険性を考慮しておきたい。
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