真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.04.30 09:13
JRAルメール「G1・4連勝に死角!?」グランアレグリアNHKマイルC(G1)で怖すぎる「あの癖」
編集部

そして、桜花賞は外から並ばれると嫌気を出す癖を解消しての完勝だったのかというと、そうではない。外に馬を置くことなく慎重に外目を先行、4角手前からのロングスパートで押し切った。1週前追い切り後、藤沢和雄調教師は「2歳時はまだうるさいところがありましたが、メンタル面ですごく成長して今は穏やかです」と語っている。しかし、だからといって揉まれる競馬もできるという保証にはならない。
ルメール騎手は今回も他馬と並ぶのを避けるレースに徹するだろう。一昨年、鞍上横山典弘騎手のアエロリットが思い出される。桜花賞では後方から追い込んだが、NHKマイルCでは必要以上に外々を回る2番手の競馬から優勝した。もちろん、桜花賞の追い込み(5着)もNHKマイルCの外目先行も他馬と並びたくなかったからだ。アエロリットも気性的に難しい馬で、道悪の中、揉まれに揉まれたペガサスWCターフ(G1、芝1900メートル)は大惨敗した。
グランアレグリアが気性的に成長していれば、多少揉まれても克服できる可能性はあるが、それは未知数。横山騎手のアエロリットはノーマークで先行できたが、今回、朝日杯FSでグランアレグリアを徹底マークしたM.デムーロ騎手×アドマイヤマーズが再び同じ作戦に出てくるはず。出入りの激しい競馬になればグランアレグリアの惨敗も想定しなければならない。
とはいえ、グランアレグリアとルメール騎手のコンビが桜花賞のようにスムーズな競馬ができれば、2005年のラインクラフト以来久々となる桜花賞、NHKマイルCの連勝の可能性は十分ある。この春も絶好調、ルメール騎手は春の3歳G1レースをすべて勝ってしまう勢いだが……。
PICK UP
Ranking
5:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA調教師の目標は「餌やり」からの卒業!? 競馬界の「影の王」ノーザンファーム外厩大成功に存在意義ズタズタ……
- 四位洋文騎手が「トラウマ」嘆く……武豊騎手も不快感を露にした昨年「マイルCS」ディサイファの悲劇
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- エリザベス女王杯「単勝430.6倍」大激走に19歳ジョッキーも「本当に信じられません」。 武豊1番人気がまさかの結末で生まれたJRA・G1最高配当【競馬クロニクル 第30回】
- 「死活問題」発生に競馬YouTuberが絶滅の危機!? 突然の動画削除にファンも動揺…… チャンネル配信者らに何が起こったのか
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
















