
【重賞展望】サマーマイルシリーズ第2戦・関屋記念(G3)は「秋」を見据えた好メンバーが集結!マイルCS(G1)に向けて抜け出すのは、どの馬か!

サマーマイルシリーズ第2戦となる関屋記念(G3)には、なかなかの好メンバーが揃った。
新潟外回りのマイル戦は時計が速く、力通りに決まりやすいコース。秋のマイルCS(G1)に向けて賞金を加算したい有力馬が集まったようだ。
中でも中心になりそうなのは、牝馬のマジックタイム(牝5歳、美浦・中川厩舎)か。
今年の1月に節分S(1600万下)を快勝してオープン入りを果たすと、続く京都牝馬S(G3)でも2着に好走。さらにはダービー卿チャレンジT(G3)では牡馬を蹴散らして、待望の重賞初制覇を飾っている。
前走のヴィクトリアマイル(G1)こそ6着に敗れたが、2着馬ミッキークイーンとは0.2秒差。まさに充実のシーズンを送っているだけに、ここも牡馬が相手でもチャンスは十分だ。鞍上にC.ルメール騎手を配しているだけに、2つ目のタイトルを手にして秋に弾みをつけたいところだ。
だが、その一方で中川調教師は「仕上がり具合はもう一歩かもしれない」と秋を見据えた仕上がりに若干の不安があるようだ。最後は「条件はベストだし、暑さも大丈夫」と前を向いたが、当日の馬体重や気配はチェックしておきたい。
その一方で、ここに来て急激に評価を上げているのが、昨年の3着馬ヤングマンパワー(牡4歳、美浦・手塚厩舎)だ。
前走は降級初戦となった多摩川S(1600万下)を完勝。一発でオープン返り咲きを決めて、ここに進んできた。内容こそハナ差の辛勝だったが「準オープンでも強いメンバーだったし、58キロで1分32秒台の時計で走れたのは自信になった」と手塚調教師は高く評価している。
「夏場の方がいいタイプ」と断言した師は「秋に重賞戦線を進むには、ここで賞金を加算しておかないと」とあくまで強気な姿勢。戸崎圭太騎手が続けて手綱をとれるのも、心強い限りだ。
そのヤングマンパワーを今回と同舞台の谷川岳S(OP)で負かしているのが、ピークトラム(牡5歳、栗東・橋口厩舎)だ。
PICK UP
Ranking
17:30更新「面白いこと教えてやるよ」横山典弘、打倒ソールオリエンスに手応えアリアリ!? 馬券に絡んだのはすべて内枠。「父兄参観」と揶揄された2年前とは一変
C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊命名「5爺」に激震走るナンバー3の卒業…有馬記念でメジロマックイーンを撃破、迫られる「欠員補充」の最有力候補とは
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは
- JRA横山和生「美人過ぎる」あの有名バレットと結婚してた!? 当時は競馬ファンの間でも話題、タイトルホルダー活躍の裏に「内助の功」効果バッチリ