
【ヴィクトリアマイル(G1)展望】JRAイチの「大荒れ模様G1」を制するのは!? アーモンドアイ世代の強豪激突

5月12日、古馬牝馬のマイル女王決定戦ヴィクトリアマイル(G1、芝1600メートル)が行われる。例年波乱傾向が強いが、今年も荒れるのだろうか。レースを展望する。
昨年の桜花賞2着馬ラッキーライラック(牝4歳、栗東・松永幹夫厩舎)は今年の始動戦、中山記念(G2、芝1800メートル)で強豪牡馬を相手に2着に健闘、実力を見せつけた。しかし、前走の阪神牝馬S(G2、芝1600メートル)はちぐはぐな競馬になってしまい8着に惨敗してしまった。
巻き返しに向けた1週前追い切りは栗東・CWで6F82秒7-1F11秒6と豪快に動いた。前走の敗戦は尾を引いていないようだ。松永幹夫調教師は「何も不安がありません」と自信満々。一昨年の阪神JF(G1、芝1600メートル)以来、2つ目となるG1タイトルを手にしたい。
ミッキーチャーム(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎)は昨年の秋華賞(G1、芝2000メートル)で逃げ粘ってアーモンドアイの2着に好走。一躍脚光を浴びた。今年の始動戦、中山牝馬S(G3、芝1800メートル)は最下位だったが、阪神牝馬Sでは3番手からの競馬で優勝した。初のマイル戦を克服し、逃げなくても強い競馬ができたことは大きな収穫。2度目となる関東への長距離輸送のクリアが課題。

この2頭が4歳世代の代表だが5歳世代の代表がアエロリット(牝5歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)。一昨年のNHKマイルC(G1、芝1600メートル)の覇者であり、昨年は安田記念(G1、芝1600メートル)で2着だったように府中のマイル戦は得意。1月のペガサスWCターフ(G1、芝1900メートル)は道悪に泣いたが、1週前追い切りではつらつとした動きを見せ、海外帰りの不安を一掃した。もまれ弱い難点はあるが、それを最もよく理解しているのが久々の騎乗となる横山典弘騎手だ。
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