JRA三浦皇成「大躍進」の影にC.ルメールの言葉。関東リーディング2位の”復活劇”が示した「外国人旋風」との付き合い方
「ご飯を食べに行ったときなどにたくさんのレースを見てもらったりして。彼からすれば、ものすごく面倒くさかったと思うんですけど、今まで自分のなかにはなかった知識を得られました」
詳細はぜひ本コラムを見ていただきたいが、そう三浦騎手が感謝の意を告げているのは、同じ関東の騎手ではなく、日本人の先輩騎手でもないC.ルメール騎手。母国フランスから海を渡り、2015年からJRA騎手として活躍する世界的名手だ。
「一見、意外な関係ですが、ルメール騎手は関西所属ながら、G1開催などに合わせた関東遠征が非常に多い騎手。実際に昨年は関西よりも、関東で上げた勝ち星が多かったくらいです。関東を中心に騎乗している三浦騎手とも、よく合っていたようですね。
また、三浦騎手は”堅物”の多いイメージのある関東の騎手の中でも、非常に人間関係が丁寧で関係者にも概ね好評。今の好調ぶりは、そういった”コミュ力”が生んだ賜物かもしれません。コラム内の藤岡騎手も語っていますが、以前から多くの関係者の間で三浦騎手が『来る』と噂になっていました」(競馬記者)
そんな三浦騎手の進化には”師匠”のルメール騎手の目にも留まったようだ。藤岡騎手によると「追い方がすごく力強くなった」と褒めていたという。
「昨年68勝して復活を印象付けた三浦騎手ですが、その一方で2着92回と勝ちきれない面が課題でした。しかし、今年は37勝して2着が27回。ルメール騎手が評価している通り、追い方にも力強さがあり、競り合いで負けることが少なくなりました。勝てるときに確実に勝っている印象です。
また、これは同じく好調を保っている藤岡騎手と共通する部分なんですが、道中でのポジション獲りに積極性を感じますね。以前ほど折り合い重視でなくなったのかもしれませんが、その分、早めに勝てるポジションにつけている印象です。この辺りはルメール騎手ら外国人騎手に通ずるものがあるんじゃないでしょうか」(同)
近年は、世界的な実績を持つ外国人騎手が次々と来日。昨年11週連続でG1を勝つなど、押し寄せる”外国人旋風”に日本人騎手が大きな煽りを受けていることが問題視されている。
しかし、ルメール騎手からどん欲に吸収し、見事な「進化」を遂げた三浦騎手のように「戦い方」はあるのかもしれない。
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