
JRA坂井瑠星騎手「落馬負傷」で長期離脱の危機……オーストラリアで武者修行後、今年重賞初制覇も……
30日、函館競馬場で行われた4R(3歳未勝利)で、キョウエイシンシアに騎乗していた坂井瑠星騎手が落馬。函館市内の病院に搬送され、メインレースの巴賞(OP)のドレッドノータスなど、以降の騎乗馬がすべて乗り替わりとなっている。
16頭立てでの芝1200mで行われたレース。坂井騎手が騎乗していたキョウエイシンシアは発馬こそまずまずだったが、そこから押してポジション争いへ。好位集団の直後という中団をキープした坂井騎手だったが、3コーナーに差し掛かったところで落馬……。コース上に投げ出される形になった。
「ちょうど勝負所に差し掛かってペースが上がり始めたところで、非常に危険な位置での落馬となりました。JRAのパトロールビデオを見た限り、どうやらキョウエイシンシアが躓いてバランスを崩した際に落馬したように見えます。
ただ、坂井騎手は落馬直後に後続馬と接触。ケガの程度はまだ発表されていませんが、大事に至っていないことを祈るばかりです」(競馬記者)
なお、JRAの発表によると坂井騎手の落馬に関しての降着、および失格はないとのこと。
しかし、記者の話にもあった通り、坂井瑠星は落馬直後に後ろを走っていたファイティングマンと接触した可能性がある。幸い騎乗していた藤岡佑介騎手が落馬することはなかったが、どこかを踏まれてしまってもおかしくないほどのアクシデントだった。
本件により、坂井騎手が騎乗予定だった当日の騎乗馬はすべて乗り替わり。6Rのアシタノカゼが横山武史騎手、10Rのサンローレンスが古川吉洋騎手、11Rのドレッドノータスが菱田裕二騎手、12Rのオフクヒメの岩田康誠騎手にそれぞれ騎手変更となっている。
昨年まで続いたオーストラリアでの武者修行を経て、今年は年始からフル参戦していた坂井騎手。4月のフィリーズレビュー(G2)で重賞初勝利を飾り、ここまで14勝を上げるなど伸び盛りなだけに、まずは無事を祈りたいところだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 【ヴィクトリアマイル(G1)予想】ナミュールから6点で万馬券狙い! マスクトディーヴァは持ちタイムに不安ありで消し! 高速決着に対応できる穴馬で勝負
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA出鼻をくじかれた「16億円」の大勝負……。「神の馬」の二の舞だけは避けたい日高に朗報!? 海外からのニュースに関係者も安堵か
- 武豊騎手「パドック意味なし」発言に仰天……馬券購入セオリー「完全否定」のトップ騎手たちが語るパドック必勝法とは