GJ > 競馬ニュース > 角居調教師「ダービー制覇」も笑顔なし  > 2ページ目
NEW

JRA角居勝彦調教師「日本ダービー制覇」も笑顔なし……「天理教引退」「酒気帯び運転」苦難を乗り越えた”複雑すぎる勝利”の背景

JRA角居勝彦調教師「日本ダービー制覇」も笑顔なし......「天理教引退」「酒気帯び運転」苦難を乗り越えた複雑すぎる勝利の背景の画像2

「競馬には昔から『2頭出しの厩舎は人気薄を狙え』という格言のようなものがありますが、角居厩舎の報道はとにかくサートゥルナーリアに集中し、ロジャーバローズはレース前から”蚊帳の外”といった感じ……人気薄どころか、ほとんど無視されているような状況でした。

中にはレース後、『ロジャーバローズも(サートゥルナーリアと同じ)角居厩舎だったのか』という声もあったほど。ロジャーバローズの仕上げに抜かりがなかったことは結果を見れば明らかですが、大量の取材に対応した角居調教師の意識が、サートゥルナーリアに向くのは仕方ないことだと思いますね」(別の記者)

 そういった事情もあってか最後の直線でも、角居調教師の視線は伸びあぐねるサートゥルナーリアに注がれていたようだ。レースが終わった直後は、管理馬が優勝したにもかかわらず「ちょっとよく分からなかった」と、自厩舎の勝利を確信するのに時間が掛かったほどだ。

「……複雑です」

 単勝1倍台に推された「1強」が日本ダービーで馬券圏内を確保できなかったのは、2007年のフサイチホウオー以来。その時の勝ち馬が角居厩舎のウオッカだったのだから、運命とはなんとも皮肉なものだ。

 すでに母の天理教を引き継ぐ理由で2021年2月の引退が決まっている角居調教師。限られた時間の中、2度目となるダービー制覇は昨年7月の酒気帯び運転による半年間の調教停止処分を乗り越えての勝利だったが、手放しでは喜べない結果となったようだ。

JRA角居勝彦調教師「日本ダービー制覇」も笑顔なし……「天理教引退」「酒気帯び運転」苦難を乗り越えた”複雑すぎる勝利”の背景のページです。GJは、競馬、, , , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

5:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
  2. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  3. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  4. C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
  5. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  6. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  7. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  8. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
  9. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  10. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは