真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.05.27 16:20
JRA浜中俊「斜行騒動」「もういいでしょ」から2年、日本ダービーで復活。次なる夢はロンシャンへ
編集部
26日の日本ダービー(G1)を2番手からの押し切りで勝利し、世代の頂点に立ったロジャーバローズ(牡3 栗東・角居勝彦厩舎)。12番人気の大駆けにいつまでもどよめきは止まなかった。
翌日には「秋は凱旋門賞挑戦」と、フランスの大舞台という新たな夢を陣営はぶち上げている。当然、主戦の浜中俊騎手は騎乗継続だろう。
1枠1番の利を活かし、ハイペースの道中2番手を確保。この日の東京競馬場は例年にも増して高速馬場だったが、それを読み切っての直線早め先頭。追いかけるダノンキングリーをクビ差残したのは、あらゆる面で最高だった浜中騎手の状況判断の数々といえる。戦前の「3強」を向こうに回しての勝利は、やはり価値が大きい。
浜中騎手のG1勝利は、2016年マイルCS以来となる。この時はミッキーアイルに跨っての逃げ切り勝ちだった。
ただ、最後の直線で外側に斜行し4頭の進路を妨害し、23日の騎乗停止処分に。G1だけに世間や関係者の論調も厳しかった。その年の勝利数は63勝。通年外国人騎手の影響も受け、100勝付近をコンスタントに勝っていた浜中騎手としては残念な結果に終わった。
悪い流れは翌年も止まらず。期待のお手馬だったレーヌミノルで挑んだフィリーズレビューで1番人気2着敗戦。それだけならまだマシだったが、またも内側に斜行し他馬の進路をカットするような動きを見せてしまった。レース後にはマスコミの呼びかけにも応じず最後に「もういいでしょ」と一言残して立ち去ったという話もあり、さらに批判が噴出した。17年の成績は60勝とさらに減少。翌年は66勝とやや盛り返したが、08年から続いていた重賞勝利がなくなるという憂き目にもあった。
PICK UP
Ranking
11:30更新- ジャパンCはノーザンファームに逆らうな?武豊×ドウデュース、ルメール×チェルヴィニア、さらに社台グループの意外な隠し玉が出走?
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- C.スミヨン騎手「サンデーが拒否」原因はC.ルメール騎手? ドバイターフ(G1)リアルスティール「鞍上ドタバタ劇」の裏事情
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!