
JRA安田記念(G1)「無視厳禁」フィアーノロマーノ「高速馬場大歓迎」でG1馬競演に一石!

2日(日)に東京競馬場で開催される安田記念(G1、芝1600メートル)。今年はアーモンドアイ、ダノンプレミアムら7頭のG1馬が出走予定で、例年以上に豪華な1戦になることが予想されている。
だが安田記念は、近3年でいずれも単勝7番人気以下の馬が勝利を収めている。今年も伏兵の台頭があってもおかしくはない。そしてその役目をフィアーノロマーノ(牡5歳、栗東・高野友和厩舎)が担う可能性もある。
フィアーノロマーノは南半球産まれ。そのため、同年代の日本産馬に比べて半年ほど遅生まれとなる。新馬戦こそ勝ったものの、半年の差は大きかったのか、その後は勝ち負けを繰り返していた。
しかし2018年の中央競馬を締めくくる1戦「2018ファイナルS」(1600万下、芝1400メートル)で押し切り勝ちを収めると、今年はダービー卿CT(G3、芝1600メートル)から始動。3番手でレースを進め、最後の直線で抜け出すと後のヴィクトリアマイル(G1、芝1600、メートル)で2着に入るプリモシーンにクビ差勝利。モーリスが15年に記録した1分32秒2を0.5秒も縮める走りを見せ、コースレコードで重賞初制覇を成し遂げた。
「デビューが遅く、またレースで使うとその反動が大きい馬でもあるため、あまり間隔を詰めて使うことができなかったようです。そのため、5歳ながらもまだ11戦とキャリアは浅く、まだ底を見せていない感もあります。
ダービー卿CT組みでは、4年前はモーリスがここで重賞初制覇を達成し、安田記念も勝利。また3年前にも2着になったロゴタイプが安田記念を制しています。フィアーノロマーノは実績こそ乏しいですが、軽視するのは禁物ですよ」(競馬記者)
G1初挑戦となるフィアーノロマーノは今回、北村友一騎手とコンビ再結成。これは17年11月の西郷特別(500万下、芝1800メートル)以来となる。
PICK UP
Ranking
17:30更新「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 成績低下のM.デムーロ、三浦皇成に「不穏」な噂…腕だけなく馬質も重要な騎手業、彼らが不満を隠せなかった「決定的な理由」とは
- JRAが主導する”大改革”で超一流ベテラン騎手が「騎乗馬なし」の異常……競馬界の水面下で今、一体「何」が起こっているのか?
- JRA・M.デムーロ「新築豪邸欠陥トラブル」? オークス勝利も屋上プールの水漏れが深刻。修理資金はダービーで稼ぐ?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- キタサンブラックは「本当に落鉄していた」のか? 決定的な「証拠写真」と共に3つのメディアが示した見解と真相