
【エプソムC(G3)展望】JRA「実績馬」多数の混戦! 武豊ソウルスターリング復活にも注目
6月9日に行われるエプソムC(G3、芝1800メートル)を展望する。2013年の2着馬ジャスタウェイ、2015年の勝ち馬エイシンヒカリは、その後世界で活躍した。今年、秋の飛躍を期待できる馬はいるのだろうか。
ミッキースワロー(牡5歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)が2017年のセントライト記念(G2,芝2200メートル)以来の重賞2勝目を狙う。前走の新潟大賞典(G3、芝2000メートル)は後方から内を突いて伸びたが、先に抜け出した鞍上D.レーン騎手のメールドグラースに3/4馬身届かなかった。しかし、メールドグラース54キロに対してトップハンデの57.5キロ。実質的には勝ちに等しかった。

セントライト記念優勝後は重賞での2着はあるものの勝ち星がない。とはいえ、どんなレースでも末脚を伸ばしてくる。昨年のジャパンC(G1、芝2400メートル)で5着に追い込ん姿は印象的だった。主に2000メートル以上のレースを使われ、1800メートル戦は2度目。底力が問われる府中の1800メートルならば問題ないだろう。ただし、内先行が残ってしまうと不発もある。
今年のオークス馬ラヴズオンリーユーの全兄がプロディガルサン(牡6歳、美浦・国枝栄厩舎)。2歳時の東スポ杯2歳S(G3、1800メートル)2着などの実績はあるが、重賞はおろかリステッド競争さえ勝てていない。今回はリステッド競争2連続2着後、久々の重賞に挑む。素質は高いだけに一発もあるはず。鞍上予定はD.レーン騎手。先週もメールドグラースで鳴尾記念(G3、芝2000メートル)を優勝。初来日約1カ月半で重賞5勝を上げたミラクルジョッキーが起爆剤になるか。

一昨年の日本ダービー馬レイデオロの全弟がレイエンダ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。デビューから3連勝を飾り、昨年のセントライト記念では2着だったが、その後足踏みが続いている。5月のメイS(オープン、芝1800メートル)9着からの叩き2戦目、そろそろ本領発揮といきたい。出走すれば人気になる馬だけに、中間調整などを考慮して買いか切りかを判断すべきだ。
PICK UP
Ranking
23:30更新巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- 武豊の次に「上手い」のはアキヤマ!?「世界No.1」のR.ムーア騎手が「上手な日本人騎手」として武豊騎手の次に挙げた”意外”な名前
- JRA池添謙一「2度結婚」「DV不倫」よりも紆余曲折の騎手人生。オルフェーヴル三冠→外国人で凱旋門賞、勝負強さは当代随一だが……
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
関連記事
JRA川田将雅「期待してくれた方々に申し訳ない」春G1・5度目の不利…… 「勝率42.5%」中内田充正厩舎との”最強コンビ”も春G1全滅
JRA安田記念(G1)戸崎圭太アエロリット「あと少しだった」痛恨2着も評価上々!! 「”脱”引きこもり」から輝きを取り戻した天才の手腕
JRA安田記念(G1)武豊・騎乗停止「申し訳ない」アーモンドアイ、ダノンプレミアムら”大外刈り”でレース崩壊……28年前「メジロマックイーンの悪夢」再び
JRA安田記念(G1)インディチャンプ福永祐一「”祐”言実行」の神騎乗!! 「日本で一番強い馬を負かした」大本命アーモンドアイは出遅れて3着
JRA「レイデオロ弟撃破」サリオスに「ダノンキングリー級」評価!? 怪物リアアメリアら大器続々……「アーモンドアイ軍団」が開幕新馬ジャック!!