
※出走取消 武豊ソウルスターリング「復活傾向」は本当? エプソムC(G3)で心配なのは「世界最強父」の血
※ソウルスターリング号は、左前肢跛行のため出走を取り消しました。

一昨年のオークス馬ソウルスターリング(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が6月9日に行われるエプソムC(G3、芝1800メートル)に出走する。2年にも及ぶ長いトンネルから抜け出せるのだろうか。
騎乗するのはヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)に引き続き武豊騎手。先週の安田記念(G1、芝1600メートル)で8枠16番大外のロジクライに騎乗。スタート直後、内に切れ込みダノンプレミアム、アーモンドアイ、ペルシアンナイト、ロードクエストに迷惑をかけ、アーモンドアイとダノンプレミアム対決の行方、あるいはアーモンドアイのG1レース6連勝達成を台無しにしてしまった。
レース後、武豊騎手は「スタートして一歩目は真っすぐ出たが、物見して内によれて4頭と接触した。申し訳なかったです」とコメント。騎手が制御できる斜行ではなかった。武豊騎手を責めても仕方あるまい。武豊騎手に課せられた制裁は6月8日、1日だけの騎乗停止。幸いにもエプソムCが開催される9日からは騎乗できる。
武豊騎手はソウルスターリングの前走、ヴィクトリアMで初騎乗。藤沢和雄調教師に求められ、美浦での追い切りに騎乗した。追い切り後「柔らかさと力強さ兼ね備えていますし、こういう乗り味の馬はなかなかいませんよ。G1を2勝しているだけあって、さすがに良い馬ですね」とベタ褒めした。
結果は9着だったが、スタート後すぐに好位を取りきり、直線半ばまでは4番手をキープしていた。武豊騎手は「馬の雰囲気は良かったし、道中もいい感じで走れていました。この馬にとってはタイムが速すぎたけど、復調の兆しは見えてきましたよ」と語り、復活へ向けての手応えを感じ取ったようだ。
ソウルスターリングは2歳夏のデビューから阪神JF(G1、芝1600メートル)も含め4連勝を飾って桜花賞(G1、芝1600メートル)に臨んだ。1.4倍という圧倒的1番人気だったが、稍重馬場が響いたのか行きっぷりが思わしくなく3着に敗れてしまう。しかし、オークス(G1、芝2400メートル)を圧勝、女王に返り咲いた。ところが、その後約2年、1勝もできず連敗街道から抜け出せない。
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