
JRA福永祐一「スタート期待」G1好走プリモシーン覚醒への道! 中京記念(G3)勝利必須で飛躍の秋へ
21日に行われる中京記念(G3、芝1600メートル)にG1級の能力を誇るプリモシーン(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎)が出走する。人気に応えて3つ目の重賞制覇を飾れるのかどうか、検討してみよう。
前走のヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)は実に悔しい競馬だった。直線半ばで馬群を割ってノームコアが追い出されると、その2馬身くらい後ろからプリモシーンも進撃開始。この追い出しのタイミングが勝負の明暗を分けたと言っていい。プリモシーンはノームコアをよく追い詰めたもののクビ差届かず2着。勝ちタイム1分30秒5は日本レコードだった。
レース後、福永祐一騎手は「スタートは五分に出ていて、やりたい競馬はある程度できました。諦めることなく頑張ってくれましたが、(前に)もう一頭いましたね。タイレコードで走っていますし、これ以上求めないくらい頑張ってくれました。残念です。悔しいです」と無念を語った。ヴィクトリアM後の充電を経て中京記念に挑んできたとあれば、勝って当然の存在。ハンデは55.5キロだが、3歳時から55キロは背負い慣れているので+0.5キロはこなしてくれるだろう。
ヴィクトリアMの惜敗は改めてプリモシーンが左回りコース巧者であることを教えてくれた。これまでの左回りコース戦績は次のとおり。
2017年10月 東京 2歳未勝利(芝1600メートル) 1着
2018年5月 東京 NHKマイルC(G1、芝1600メートル) 5着
2018年8月 新潟 関屋記念(G3、芝1600メートル) 1着
2019年5月 東京 ヴィクトリアM(G1、芝1600メートル) 2着
NHKマイルCで5着に負けているが、間隔のつまったローテーション、出遅れ、初の牡馬混合G1などいくつかのマイナス要因が重なったもので、直線では鋭く伸びていた。中京記念は初の中京コースとなるが、東京コース実績があるだけでなく新潟でも関屋記念を優勝しているのでなんの問題もないだろう。
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