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JRA「高速上がり武器」ウラヌスチャームがクイーンS(G3)でも好走あるか

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 ウラヌスチャームが選択した重賞は愛知杯(G3,、芝2000メートル)。0.2秒差の4着だったので、まずまずの及第点と言える。そして中山牝馬Sで後のG1馬らと激しい戦いを演じ、重賞で勝負になる馬に成長したことを証明した。このクイーンSはもはや挑戦ではない。目標は、秋に出たいレースに出走できるための賞金加算。つまり、最低でも2着を確保しなければならない。

 東京、中山を中心に走ってきたので札幌コースは初となるが、母アメジストリングは札幌の芝を2勝し、クイーンSで3着になっているので洋芝には対応できるだろう。父ルーラーシップもパワーが必要な競馬を得意としている。札幌のコーナーは函館よりもゆるいので、早目に動ければ差しが十分に届きそうだ。

 鞍上予定は15勝を上げて函館リーディングを獲得し、函館2歳S(G3、芝1200メートル)をビアンフェで逃げ切った藤岡佑介騎手。ローズS以来の騎乗となる。斎藤誠厩舎の相田一善助手は「(佑介騎手はローズSで)どこかで重賞を勝てる馬だと評価してくれましたし、頑張ってもらいたいです」と佑介騎手の騎乗に好意的だ。

 最終追い切りは藤岡康太騎手が騎乗、札幌・芝で行われ6F75秒0-1F11秒4。スピード感あふれる素軽い動きで、併せた馬を3馬身ちぎった。康太騎手は「コントロールがしやすい馬ですし、本当に具合は良さそう。稽古の動きから、洋芝も大丈夫な印象でした」とコメント。ますます本番が楽しみになった。

 ウラヌスチャームが昨秋と今年初戦で上げた2連勝が2400メートルと2200メートルだったように、本当は1800メートルよりも少し長い距離がベストなのかもしれない。ならば、ここで重賞を初制覇して狙うべきはエリザベス女王杯(G1、芝2200メートル)だろう。本格化を示す楽しみな4歳牝馬の躍進に期待する。

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