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JRA「高速上がり武器」ウラヌスチャームがクイーンS(G3)でも好走あるか

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 28日、札幌競馬場でクイーンS(G3)が行われる。重賞での好走が続くウラヌスチャーム(牝4歳、美浦・斎藤誠厩舎)について検討しよう。

 ウラヌスチャームの前走、中山牝馬S(G3、芝1800メートル)は激しい競馬だった。1着のフロンテアクイーンから8着のレイホーロマンスまでが0.2秒差の競馬。4着のデンコウアンジュはその後に福島牝馬S(G3、芝1800メートル)を勝ち、7着のノームコアはその後にヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)を制することになる。そして、勝ち馬のフロンテアクイーンにハナ差まで迫った2着だったのがウラヌスチャーム。

 出遅れたため最後方から追い込む競馬で上がり3Fは最速の34秒6を使った。もともと差しタイプの馬で出遅れることもあるが、出遅れなくても速い上がりで鋭く突っ込んでくる。2歳8月のデビュー戦(芝1600メートル)を上がり3F32秒0の末脚で勝利すると、2戦目のアルテミスS(G3、芝1600メートル)では3番人気に支持された。しかし、結果は10着惨敗。素質はあるもののまだ成長が伴っていなかった。

 3歳時は好走するものの勝ち切れないレースが続いた。ゆりかもめ賞(500万下、芝2400メートル)で後の有馬記念馬ブラストワンピースの4着になったこともある。春の3歳牝馬クラシックには間に合わず、ローズS(G2、芝1800メートル)で牝馬クラシック最終戦の秋華賞(G1、芝2000メートル)への出走を目指したが結果は5着。優先出走権は得られなかった。

 このように、3歳のほとんどは馬が成長するために期間であったと言っていい。ローズS後、少頭数の1000万下(芝2400メートル)を勝利すると、今年の初戦である迎春S(1600万下、芝2200メートル)も優勝した。ようやく馬が本格化してきたのだ。2連勝や3連勝で3勝クラスを卒業した馬の場合、次のオープンや重賞レースが出世できるかどうかのカギとなる。重賞クラス相手に通用するかどうかがはっきりするからだ。

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