JRA藤田菜七子が武豊&世界の強豪と激突! WASJ参戦騎手決定に大注目
やはり目を引くのは、菜七子騎手とリサ・オールプレス騎手、ミカエル・ミシェル騎手ら、3名も選出された女性騎手たちだろう。
リサ・オールプレスといえば、ニュージーランドでトップクラスのジョッキー。近年は低迷していたものの、18~19年シーズンは133勝をあげ、3年ぶり自身3度目のタイトルを獲得。さらに通算1500勝も達成するなど最高のシーズンを過ごした。
またミカエル・ミシェルは、騎手デビュー6年目の新鋭。フランスでいち早く施行された女性騎手の減量制度の恩恵も受け、メキメキ頭角を表した。昨年は、フランスの女性騎手年間最多勝利数記録(72勝)を樹立している。
世界のトップオブトップを相手に日本人騎手。とくに菜七子騎手はどんな騎乗を見せるのだろうか? 現在のJRAではなかなか見ることができない熱い女同士の戦いを注目したい。
また外国人の男性騎手に目をやれば、ケンタッキーダービー、ベルモントS(G1)で日本馬マスターフェンサーの鞍上を務めたジュリアン・ルパルー騎手。一昨年はアルファセントーリとのコンビでG1競走4勝をあげ、昨年来日してパフォーマプロミスでアルゼンチン共和国杯(G2)を優勝したC.オドノヒュー、さらに香港での活躍も目覚ましい若手カリス・ティータン騎手が来日予定となっている。
「今年も豪華な顔ぶれが揃いましたが、競馬ファンとして注目せざるを得ないのは鉄人・的場文男騎手の参戦でしょう。的場騎手は昨年の8月12日に、地方競馬通算7152勝を達成し、これまでの記録を更新。その年の11月には中央競馬に参戦し、62歳1カ月29日のJRA史上最年長騎乗記録も更新しています。
今年は27年連続37回挑戦し、2着は10回あるものの、未だ勝利がない東京ダービーでの優勝も期待されていました。ところが、その開催前に落馬。顔面打撲で歯を複数本折ったこともあり、無念の欠場となっています。悲願のタイトルが来年に持ち越しとなりましたし、その鬱憤を晴らすかのような騎乗を期待したいですね」(競馬誌ライター)
女性騎手対決、地方の鉄人・的場騎手参戦。今年のWASJは例年以上に盛り上がりそうだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- 【阪神JF】リバティアイランド、アスコリピチェーノ、ソダシを超える逸材!? 2歳女王決定戦で買うべき“大物馬主”推奨の2頭
- 武豊「来年が楽しみ」ヤマニンウルス不在でも大健闘…フォーエバーヤング擁する世代レベルの高さも証明
- 【香港C(G1)展望】絶対王者ロマンチックウォリアーVS逆襲の女王リバティアイランド! ダービー馬タスティエーラ完全復活なるか
- 【阪神JF(G1)展望】L.デットーリ×米国2歳女王メイデイレディが日本襲来! フォーエバーヤング妹など日本の女王候補が迎撃
- 武豊「非常識な最高速」でチェルヴィニア置き去り…他馬を凌駕する切れにC.ルメール「ドウデュースと同じ走りは出来ない」
- ミホノブルボンvsライスシャワー連想させた「100分の1」の攻防!同一馬によるワンツースリーは平地競走史上初
- 【香港マイル(G1)展望】3歳マイル王ジャンタルマンタルが待望の戦線復帰! 悲願達成のソウルラッシュと世界制覇に挑む
- ジャパンCでも天皇賞・秋でも下馬評覆す4歳馬の好走…「最弱世代」の汚名返上着々、出遅れて逃げてもダービー馬に先着の逸材が待望の復帰
- 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
- 1番人気が「痛恨不利」で馬券圏外…勝利騎手には過怠金処分も「ハナ差の4着」に後味の悪さ