
JRA武豊27年ぶり WASJ優勝へ「チーム・キタサンブラック」再び!? 過去4年で準優勝3回の“鬼門”突破に「今年こそ、優勝しないと」
今回こそ決める。今週末24、25日、札幌競馬場で行われるワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)の騎乗馬が決定し、2度目の優勝を狙う武豊騎手が改めて優勝へ強い意欲を語った。
「今年こそ、優勝しないとね」
これまでありとあらゆるタイトルを総なめにしてきた武豊騎手だが、何故は「ジョッキーの祭典」には、あと一歩のところで嫌われ続けている印象だ。
前回優勝したのは27年前の1992年。競馬ファンにとってはミホノブルボンが春二冠を達成した年といえば、わかりやすいかもしれない。ちなみに武豊騎手は23歳。あれから毎年のように出場しながら、タイトルには届きそうで届かない状況が続いている。
「俺、2位ばっかりやから……」と、思わずそう呟くのも頷ける。武豊騎手は初優勝した1992年から27年間で、総合2位が8度もあり、特に札幌開催になった2015年以降は2、2、5、2位と“名脇役”に甘んじているのだ。
そんな武豊騎手だが、今年は[B]ショウナンアリアナ、[C]ペイドメルヴェイユ、[A]キタサンタイドー、[D]アメリカンワールドの4頭とのコンビが決定(※[]内はJRAがランク付けした騎乗馬の評価)。現場の記者に優勝の可能性を聞いてみた。
「第1戦のショウナンアリアナ(B評価)は前走5着ながら、勝ち馬とは0.3秒差。同じ札幌の芝1200mなので勝ち負け十分の存在だと思います。忙しい短距離戦の大外枠に入ってしまったので、やはりスタートがカギ。上手く好位につけられれば、上位争いは必至でしょう。ここでポイントを稼いで、幸先のいいスタートを切りたいところです。
第2戦のペイドメルヴェイユ(C評価)は本人が『C、D評価でいかに4、5着を拾えるか』と語っている通り、ポイントを握る一戦になりそうです。前走こそ9着に惨敗していますが、1800mは少し短い印象。着目したいのが、武豊騎手自身が騎乗して6着だった2走前の2000m戦です。
勝ったサトノガーネットと2着カリビアンゴールドは、その後のクイーンS(G3)でも6着、3着と善戦。これらと0.3秒差なら、今回同じだけ走れれば上位進出も十分に可能です。切れる馬ではないので、前目で運んで粘り込みたいですね」(競馬記者)
記者の話によると、武豊騎手にとっては1日目が稼ぎ所だという。だが「優勝」のカギを握るのは、やはり2日目にあるようだ。
PICK UP
Ranking
5:30更新「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
宝塚記念(G1)団野大成「謎降板」に関西若手のエースが関係!? 武豊の不可解な登場と突然のフリー発表…関係者を激怒させた「素行不良」の舞台裏
浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 未勝利ルーキーが「深刻理由」で乗鞍激減!?度重なる失態に師匠からはお灸、エージェントも契約解除の大ピンチ
- JRA「出禁」になったO.ペリエ「税金未払い」騒動!? L.デットーリ「コカイン使用」K.デザーモ「アルコール依存症」過去の”外国人騎手トラブル”に呆然……
- 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客
- 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆