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北村宏司騎手がリハビリから実戦復帰!復活を目指す師弟の「絆」と藤沢和雄調教師の「とにかく勝て」に秘められた意味とは

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 だが、それでも藤沢和調教師は弟子の騎手生活が再び軌道に乗るか否かの重要な時に、バックアップを惜しまなかった。だからこそ、北村宏騎手はいつも以上に勝ちたかったのではないかと思うのだ。

 1988年の開業からわずか3年後の1991年に最高勝率調教師のタイトルを獲ってから、毎年必ず何かしらのタイトルを獲り続けた藤沢和厩舎。だが、昨年は年間32勝に終わり、ついにタイトルの獲得も途切れた。

 そして、北村宏騎手も2013年と14年に年間100勝を超え、リーディング争いにも加わるほどの名手になったが、昨年はケガの影響もあって77勝に留まった。今年はここまで4勝。デビュー以来、最低の数字も覚悟しなければならない状況だ。

「先生から学んだことは本当にたくさんあって、今でもまだ色々と勉強させていただいている途中ですが、昔から先生がずっと言い続けていることがあります。『とにかく勝て』と。『とにかくジョッキーは勝たないとダメだ。どんなに偉そうなことを言っても、上手いといわれるのは勝つジョッキー。勝てばたくさんいい馬にも乗れるんだから』と。フリーになった今も、競馬場でお会いすると『今日、勝ったのか?』といつも聞かれます。『とにかく勝て』とは、一見すごく簡潔な言葉ですが、そこには色んな意味が込められていることを僕はわかっています」

 これは以前、北村宏騎手が藤沢和調教師に関して語っていたことだ。騎手が常々「結果がすべて」といわれているのは、勝てば勝つだけ周りに認められ、集まる有力馬によって勝てるチャンスが格段に広がるからである。

 騎手を、調教師を続けるには勝ち続けるしかない――藤沢和調教師の言葉はそういった競馬の核心の部分を突いているのだ。

 だからこそ、復活に向けて「何」をすれば良いのか。2人ともがよくわかっているはずだ。すでに今週の新潟記念では、藤沢和厩舎のサトノギャラントの騎乗が決まっている北村宏騎手。

「何」をすれば良いのか――「答え」を出す時が迫っている。

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