真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2019.09.08 15:45
【セントライト記念(G2)展望】無敗ザダルVS未完の大器ルヴォルグ! 重賞勝ちリオンリオン、ニシノデイジーら実績組が意地を見せるか
編集部
16日には、中山競馬場で菊花賞トライアルのセントライト記念(G2)が行われる。翌週の神戸新聞杯(G2)と比較すると、やや小粒なメンバーとなったが、その分上がり馬にもチャンスがある面白いレースになりそうだ。
上位拮抗ながら、中心には実績組のリオンリオン(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎)を挙げたい。
初勝利までに3戦を要するなど、元々勝ち味が遅い馬だったが、逃げる競馬を覚えて素質開花。出世レースの大寒桜賞(500万下)を逃げ切ると、重賞初挑戦となった青葉賞(G2)も逃げ切ってダービー切符を掴んだ。
しかし、日本ダービー(G1)を前に主戦の横山典弘騎手がまさかの騎乗停止。本番では、息子の武史騎手を背に果敢にハナに立ったが15着に大敗した。
今回は鞍上も主戦に戻り、仕切り直しの一戦。マークされることは承知の上だが、ここは堂々と逃げ切って再び存在感を示しておきたい。
そのリオンリオンにリベンジしたいのが、評判馬のルヴォルグ(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。
2歳秋には、東京スポーツ杯2歳S(G3)で1番人気に推されたほどの逸材。しかし、スタートで出遅れると、最後方からのレースを強いられて惨敗……高い素質に恵まれながらも、脆さを見せた敗戦だった。
その後の大寒桜賞では、リオンリオンに逃げ切りを許す痛恨の敗戦。クラシック出走が危うくなると、プリンシパルS(OP)でも最後の直線で不利を受け、6着に敗れている。
しかし、立て直された前走の500万下では、スタートでやや立ち遅れながらも2馬身半差の完勝。競馬ぶりはまだまだ幼い面が残るが、力はここでも十分に通用するはずだ。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛