GJ > 競馬ニュース > 「悲願」シゲルピンクダイヤ
NEW

JRA「悲願」シゲルピンクダイヤがローズS(G2)で躍動!? 距離短縮よりいいのが……

【この記事のキーワード】, ,

JRA「悲願」シゲルピンクダイヤがローズS(G2)で躍動!? 距離短縮よりいいのが……の画像1

 15日(日)の阪神競馬場ではローズS(G2)が開催予定。3歳牝馬クラシック最終戦・秋華賞(G1)のトライアルレースに、今年も素質馬がズラリと顔を揃えた。そこで存在感を示したいのが、シゲルピンクダイヤ(牝3歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)だ。

 シゲルの冠名に「魚」や「動物」を組み合わせた珍馬名で、ファンにはお馴染みの阪神馬主協会の元会長で関西馬主の重鎮・森中蕃氏が所有するシゲルピンクダイヤ。森中氏は毎年多くの馬を登録するも、勝ち上がった3歳馬で秋以降も活躍できる馬は数えるほど。このシゲルピンクダイヤも、当初はその十把一絡げにくくられる1頭と考えられていた。

 ところが和田竜二騎手とコンビを組み、2戦目で早々と勝ち上がると、続いてチューリップ賞(G2、芝1600メートル)に挑戦。後方から上がり最速33秒6の末脚でダノンファンタジーに次いで2着と好走。桜花賞の優先出走権をゲットした。

 そして迎えた桜花賞(G1)。まだその実力にファンは懐疑的だったのか、シゲルピンクダイヤは7番人気。スタートで出遅れたものの、そのまま後方で脚をためると、最後の直線では渾身のイン付き。上がり最速32秒7の末脚を繰り出し、2着。グランアレグリアには2馬身半差届かなかったものの、有力視されていたダノンファンタジー、クロノジェネシスらに先着し、実力を証明してみせた。

 だが前走のオークスでは12着。実績でいえばメンバーでもトップクラスだったものの、戦前から『2000m以上の重賞勝利はない』ダイワメジャー産駒だという点が不安視されていた。それが的中したのか、シゲルピンクダイヤは4角手前で早々に手応えを失い、そのまま馬群に沈む。レース後、和田騎手は『根本的に距離が長いかも』と明かした。

「距離延長はプラスに働かないと言われていましたが、やはり難しかったみたいですね。また輸送でテンションが上りすぎたのも敗因だったみたいです。そして、渡辺調教師は前走の『ゲート入りの時に脚に外傷を負った』と『netkeiba.com』の取材に明かしています。とにかく、前走はいろいろと不利に働くことが多かったみたいですね。

 ただ今回は輸送もナシ。そして距離も前走から短縮と活躍できる条件は整っています。前走後は放牧に出されていましたが、先日帰厩。1週前はCウッドで併せ馬を行い、渡辺調教師を背に6F81秒2、ラスト11秒8をマークするなど順調なようです。渡辺調教師も『目つきをみても穏やか(笑)。いい雰囲気ですよ』と話し、『近場の阪神、ワンターンの1800mという条件もあっていると思います』と期待を懸けていましたね」(競馬記者)

 森中氏はこれまで多くの馬を所有するも、G1勝利には縁がない。シゲルピンクダイヤは、ここを快勝し、続く秋華賞で名物馬主にG1初勝利をプレゼントすることができるのだろうか?

JRA「悲願」シゲルピンクダイヤがローズS(G2)で躍動!? 距離短縮よりいいのが……のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
  2. ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
  3. 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
  4. 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
  5. 武豊ドウデュースに「最強刺客」立ちはだかる…今年のジャパンCで「外国馬は消し」が危険すぎる理由
  6. エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
  7. C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
  8. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
  9. 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
  10. 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!