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JRAダノンキングリー「サートゥルナーリア以上?」強豪G1馬を出遅れ蹴散らし豪脚に戦慄

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 10月6日(日)に東京競馬場で開催された毎日王冠(G2)は、戸崎圭太騎手騎乗のダノンキングリー(牡3歳、美浦・萩原清厩舎)が優勝。2着のアエロリットに1と1/4馬身差をつけて、単勝1.6倍の圧倒的一番人気に応えた。

「馬場も、時計も速いので良いポジションでレースをしようと思っていました」

 と語った戸崎騎手だが、ダノンキングリーはゲートで立ち上がるような仕草を見せたため、まさかの出遅れ。場内からは悲鳴に似た声も上がった。

 ハナを奪ったのはアエロリット。軽快にリズムを刻み、主導権をものにする。順調なライバルとは違い、後手に回ったダノンキングリーだが、戸崎騎手は手応えはあったといい、無理に上がらず、「あとはリラックスさせてリズム良く走らせました」と折り合いを重視したと明かす。

 そして迎えた最後の直線。ダノンキングリーは後方から2番手。トップは変わらずアエロリットで、その後ろをインディチャンプがしっかりマークし、この2頭の叩き合いになるかと思われた。だが、ここから大外に出されたダノンキングリーが、豪脚でライバルたちに襲いかかる。

「この馬の切れ味を証明できた」と鞍上も絶賛した、上がり最速33秒4の脚でみるみるライバルたちを交わすと、残り100m付近で先頭を捉えた。そしてそのまま並びかけることすらなく、抜け出してゴール。年長のG1ホース5頭を相手に堂々たる走りで勝利を収めた。

「ダノンキングリーは、これまで真ん中から前で競馬をすることが多かったです。それに戸崎騎手が語ったようにこの日の東京競馬場の芝のレースでは、逃げ、先行した馬が勝利していました。だからこそあの出遅れは致命的だと思ったのですが、まさかあそこから届くとは……。

 今回、4着に終わったペルシアンナイトに騎乗したA.シュタルケ騎手や、6着だったモズアスコットの内田博幸騎手ら、年長のG1馬に騎乗していた騎手たちが、口を揃えて『勝った馬が強かった』と明かしていたのが印象的でした。

 不利を物ともせずに圧巻の走りで勝利したこともあり、神戸新聞杯(G2)を勝ったサートゥルナーリアに匹敵か、それ以上の実力を秘めているのではないかとの声も上がっているようです」(競馬誌ライター)

 歴戦の猛者相手に実力を証明したダノンキングリー。だが、サートゥルナーリアも出走を予定している天皇賞・秋には向かわず、今後はマイルCS(G1)への出走を予定しているという。同世代ライバルの直接対決は先送りになったようだ。

 中距離戦で台頭したダノンキングリーは秋にG1初戴冠を果たすことができるのだろうか? 大舞台で躍動する姿を見たい。

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