真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2016.09.07 18:01
リアルスティールはデムーロ騎手に乗り代わり……相棒を失った福永祐一騎手に残される「希望」はアノ強豪馬か
文=利坊
リアルスティール(競馬つらつらより)
今年のドバイターフ(G1)を制したリアルスティール(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)が、秋の始動戦を毎日王冠(G2)とすることがわかった。鞍上は初コンビとなるM.デムーロ騎手である。
昨年の3歳時は、同期であるドゥラメンテやキタサンブラックの壁に屈しG1を手にすることはできなかったが、初の海外遠征でついに戴冠。意気揚々と国内復帰戦の安田記念に臨んだが、まったく見せ場なく11着に惨敗しているリアルスティール。新たなコンビは、飛ぶ鳥を落とす勢いの通年外国人騎手となった。
リアルスティールの主戦といえば、これまで福永祐一騎手であった。3歳時には共同通信杯を制したものの、クラシックではあと一歩のところまでいきながら勝利できず。今回、ついに国内戦初の乗り代わりとなってしまった。
「安田記念の11着惨敗は誰が乗っても同じだったように思いますが、それ以上になかなか勝てなかったG1をドバイで、R.ムーア騎手に乗り代わった瞬間に勝利した点が印象に残ってしまった部分はあるのかもしれません。能力はあるものの勝ちきれないことを、福永騎手の無難な騎乗に求める声も多い。重賞で勝負強さを見せるデムーロ騎手を矢作調教師が選択したことも、その点が大きかったのではないでしょうか」(競馬記者)
ここへきて付き合いの長いお手馬を失ってしまった福永騎手。しかし、乗り代わる相手がデムーロ騎手という点で、まだ「希望」があるという声も多い。
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛