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武豊マカヒキ「1年ぶりの雪辱」天皇賞・秋「復活」の複数条件は

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 10月も4週目となり、朝晩の冷え込みも厳しくなってきた。そんな中、27日(日)の東京競馬場では、アーモンドアイとサートゥルナーリア、ダノンプレミアム、ワグネリアンなど豪華メンバーが集結する伝統の一戦、天皇賞・秋(G1、芝2000m)が行われる。

 今年も有力馬がぞろりと顔を揃え、現役最強馬決定戦の様相を呈している。そこで今度こそ復活してもらいたいと誰もが願っているのが、マカヒキ(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。

 3年前のダービー馬は今年、京都記念(G2)から始動。後方で脚をためると外から伸びて3着。上々のスタートを切った。続く大阪杯(G1)では10番人気と期待薄だったものの、最後の直線で上がり最速の末脚を使い、先行勢を強襲。勝ち馬から0秒2差の4着と好走してみせた。

 だが宝塚記念(G1)では、最後方からレースを進め、いつものように最後の直線に懸けるも見せ場なく11着。鞍上の岩田康誠騎手は「馬場を気にしていたのか、進んでいきませんでした」と馬場に敗因を求めていた。

「マカヒキの1週前追い切りは坂路で4ハロン51秒4、ラスト12秒7秒。一杯に追われたこともあり、抜群の時計を叩き出していました。ただ稽古駆けするタイプですからね。宝塚記念の前でも、最終追い切りを坂路で行い、4ハロン50秒6と3歳時の自己ベストを0秒5も更新する”超抜時計”を記録していましたよ。

 中間の稽古以上に重要なのが、当日の馬場状態でしょう。マカヒキはキレが身上のディープインパクト産駒ですから、結果を出すには馬場の良し悪しが重要です。あと、今回鍵を握るのは枠でしょう。大阪杯も悪天候が続いていたため、パンパンの良馬場ではなく、タフな馬場でした。それでも入った最内枠の1枠1番を活かしてロスなく進むと、最後の直線では比較的荒れていない馬場の真ん中に持ち出され、持ち前の武器を使って4着に入っています」(競馬誌ライター)

 また天皇賞・秋は過去10年で1枠が勝率5.6%、連対率と複勝率はそれぞれ22.2%を記録。さらに2枠の勝率は11.1%、連対率と複勝率はそれぞれ16.7%と高い数字を誇っている。そして上がり最速を記録した馬が馬券圏内に入ることが多く、比較的差しも決まりやすいレース。後方から競馬をするマカヒキ向きには向いているだろう。

「今回の鞍上は昨年に引き続き武豊騎手。去年はスタート直後に1番人気のスワーヴリチャードに接触、場内はどよめきました。そして後方から脚を伸ばしたものの、この接触も影響して7着。完全燃焼には至りませんでした。

 そのため、武豊騎手も一年越しの名誉回復に燃えているはず。先週は菊花賞(G1)を勝ち、最年少優勝記録に加え、最年長記録も更新しています。令和になって重賞初勝利もあげましたし、この勢いは本物でしょう。去年とは違う意味で、あっと言わせてもらいたいですね」(競馬記者)

 マカヒキの復活は名騎手の手で成されるか。

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