JRA武豊「代打」川田将雅もガックリ……「申し訳ない」みやこS(G3)1番人気インティ「暴走」最下位の裏側
3日、京都競馬場で行われたみやこS(G3、ダート1800m)は、7番人気のヴェンジェンスが優勝。2着に10番人気のキングズガード、3着にウェスタールンドが入線する波乱の決着となり、三連単は47万3050円と大荒れだった。
「残念な競馬になって、申し訳ないです」
そんな波乱の立役者になってしまったのが、1番人気に推されたインティだった。今回は米遠征中の武豊騎手に替わって川田将雅騎手が代打騎乗したが、結果は最下位と散々……レース後は、そう謝罪のコメントを絞り出すほかなかった。
16頭立てで行われたレースは好スタートを決めたスマハマがハナを主張するが、そこに押してリアンヴェリテが並び掛ける。さらに大外枠だったインティが競り掛けたことで、レースは序盤から一気にハイペースとなった。
主導権争いをする3頭が引っ張る形で、まるで長距離レースのような縦長の展開。レースは1000m通過の58.9秒と芝並みの時計となる極めて厳しい激流となった。案の定、最後の直線で先行勢は総崩れ。道中10番手以下にいた3頭で決まる波乱の決着となった。
「人気のインティ、スマハマに加え、逃げが身上のリアンヴェリテまでいたので、主導権争いの激化は予想されていましたが、想像以上のハイペースになってしまいましたね。
ちなみに同日同距離で行われた8Rの1000m通過が61.9秒。それよりも3秒も速い58.9秒では、先行勢が総崩れになっても仕方ないと思います。インティの川田騎手も2頭が譲らないために、なんとか早めに自重しようとしていたんですが、馬の方に火が点いてしまっていたようで……」(競馬記者)
この大敗劇にレース後、インティを管理する野中賢二調教師も「前2頭に並んだときに、ガツンと来たみたい……道中の力みがあって、あれだけムキになってしまうと。モロさを出してしまった」とガックリ。2月のフェブラリーS(G1)を勝った春のダート王にとって、厳しい結果となった。
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