
JRA「アドマイヤ最後の大物」が武豊ワールドプレミアと互角!? 2億3000万円「超良血馬」年末デビューか
大一番・有馬記念(G1)へ向け、各馬が1週前追い切りを行った12日、まだデビューすらしていない「大物2歳」が関係者の間で話題を呼んでいる。
2013年以降、毎年のようにG1馬を輩出している友道康夫厩舎は、強豪ぞろいの関西でも屈指の名門厩舎だ。有馬記念にも、今年の菊花賞(G1)を制したワールドプレミアを筆頭に3頭の管理馬を送り出す。
そんな「エリート集団」から、新たなスターが誕生するかもしれない。報道陣の目を集めたのは、ワールドプレミアが1週前追い切りを行った際だ。
併せ馬には三冠牝馬アパパネの息子として、年末のホープフルS(G1)でも有力視されているラインベック。友道厩舎らしい豪華共演だが、もう1頭、そんな「G1級」に引けを取らない2歳馬がいたようだ。
「アドマイヤベネラという2歳牡馬なんですが、3頭併せ馬でラインベックがやや遅れる中、最後までワールドプレミアに食い下がったのがアドマイヤベネラでした。
タイムは栗東のCウッドで6ハロン80.9秒、ラスト12.2秒。デビュー前の2歳馬で、これだけ動ければ新馬戦は確勝級でしょう。さすが良血馬ですね」(競馬記者)
昨年のセレクトセールで2億3000万円の高値が付いたアドマイヤベネラは、2歳女王として活躍するダノンファンタジーの半弟だ。父がハーツクライに替わったことで、さらに距離の融通が利きくかもしれない。
「今週デビュー予定でしたが、大事をとって来週21日になりました。その日だと、阪神で芝1800mの新馬戦があるので、おそらくそこになるのではないかと。鞍上はC.スミヨン騎手になりそうです。先月には近藤利一オーナーが亡くなったばかりですし、『アドマイヤ軍団最後の大物』といわれる存在になってほしいですね」(同)
ちなみに近藤オーナーの「アドマイヤ軍団」は天体の名をつけられると走るという法則のようなものがある。種牡馬として活躍するアドマイヤムーン(月)、天皇賞・春(G1)を勝ったアドマイヤジュピタ(木星)、そして現役のアドマイヤマーズ(火星)などが、それだ。
リトアニア語でベネラ(金星)と名付けられたアドマイヤベネラは、亡きオーナーの期待が表れか。
先日の香港マイル(G1)をアドマイヤマーズが勝利した際、涙ながらにインタビューを受けていた友道調教師。「今があるのは近藤オーナーのおかげ」と語っていた姿が印象的だったが、さらにもう1つ大きな恩返しができるか注目だ。
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