
武豊「JRA・G1完全制覇」へ朝日杯FS(G1)痛恨5度目の2着……フジキセキ、バブルガムフェロー「大記録」の前に立ちふさがった名馬たち
またも、厚い壁に阻まれてしまった。
15日に阪神競馬場で行われた朝日杯フューチュリティS(G1)。武豊騎手が騎乗した2番人気のタイセイビジョンは、最後の直線で持ち前の末脚が炸裂したものの2着……JRA・G1完全制覇は今年もお預けとなった。
「毎年この時期になると朝日杯未勝利の話題になるので、早くなんとかしたいというのが本音」
レース前、自身の公式ホームページでそう語っていた武豊騎手。残り2つとなったJRA・G1完全制覇にリーチを掛けるため、大きなチャンスが巡っていたが……。
「今年は勝ったサリオスが強過ぎましたね……。折り合いに不安のあるタイセイビジョンでしたが、今日の武豊騎手の競馬はほぼ完ぺきだったと思います。しかし、それだけに何とか勝ってほしかったんですが……」(競馬記者)
実際に武豊騎手も、レース後「思い通りにいいレースができました」と手応え。
「ペースが速かったので、前が止まると思った。折り合いがついていたし、マイルは問題なかった。厩舎が工夫してくれたのでいい状態でしたよ」と、折り合い面をカバーするため、今回から導入したトライアビットというハミも上手く機能したようだ。
しかし、結果は白旗を挙げざるを得ない2着……武豊騎手とっては、これで通算5度目の2着となった。
「武豊騎手は、これで5度目の朝日杯(FS)2着となるんですが、実は1994年のスキーキャプテン、95年のエイシンガイモン、98年のエイシンキャメロン、そして今年のタイセイビジョンと、2015年のエアスピネル以外は、すべて1番人気の馬にやられての2着。
そのエアスピネルにしても、勝ったのは2番人気のリオンディーズでしたから、最大のライバルに悔し涙を飲まされ続けています。今回は完敗でしたが、これまではすべて3/4馬身以内の決着と、やはりどこか因縁のあるレースになってしまっていますね」(別の記者)
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