
「G1昇格」もこれで確実!? ラブリーデイら「最強の古馬陣」集結で騒然の大阪杯(G2)!

来年には「G1昇格」の可能性も報じられ、豪華メンバーから早くも「プレG1」などと言われ始めている今年の大阪杯(G2)。
香港のシャティン競馬場で行われるクイーンエリザベス2世C(G1)や、春のグランプリ宝塚記念(G1)への前哨戦として、今年は「この春、最強の古馬陣が集結した」と述べても過言ではない様相を呈している。
その中心にいるのは、ラブリーデイ。昨年は宝塚記念、天皇賞・秋(G1)を含めた重賞6勝の大活躍で見事、最優秀4歳上牡馬に輝いた。有馬記念(G1)5着からの休養明けとなるが、適距離の2000mに戻った以上、ここでは負けられない存在だ。
レースには新コンビのM・デムーロ騎手と参戦する。ただ、すでに招待を受けている香港のクイーンエリザベス2世Cでは、地元のリーディングジョッキーで、先日のドバイシーマクラシック(G1)でもラストインパクトを3着に導いたJ・モレイラ騎手の騎乗が想定されている。
昨年の香港C(G1)でエイシンヒカリの2着となったオークス馬ヌーヴォレコルトも、大阪杯からクイーンエリザベス2世Cに出走予定。ここはメンバーが揃った感が否めないが、それでも54㎏での出走は魅力。そして何より、先月から岩田康誠騎手がこの馬の調教を付けるために関東へ期間限定で移籍するなど、思い入れは相当強いようだ。
ただ、この大阪杯こそ岩田騎手とのコンビで参戦するが、クイーンエリザベス2世Cの鞍上は流動的とのこと。いずれにせよ、昨年の香港Cでも存在感を示しているだけに不気味な一頭だ。
また、当初大阪杯の出走が予定されていたサトノクラウンは、クイーンエリザベス2世Cへの出走が決まったため、香港へ直行する運びとなっている。
昨年のジャパンC(G1)を制した女傑ショウナンパンドラも大阪杯から始動する。ジャパンCを勝った後は、有馬記念をパスしてじっくりと立て直しを図っただけに状態は良いとのこと。主戦の池添謙一騎手も「休み明けとしては動ける態勢にある」と感触は上々だ。
なお、今後はヴィクトリアマイル(G1)から昨年3着だった宝塚記念への参戦が予定されている。本番は先だが、ここでどういった走りを見せるのか注目だ。
今年絶好調の4歳勢からは、まず菊花賞(G1)馬のキタサンブラックに注目したい。菊花賞制覇の勢いで挑んだ昨年の有馬記念では惜しい3着。初めての古馬一線級との戦いで力は示せた。菊花賞を勝っているが、この馬本来の持ち味は器用さ。中山の重賞を2勝しているように、似た傾向のある阪神内回りコースは得なはずだ、
今年は新たな鞍上に武豊騎手を迎え、ここから春の天皇賞、宝塚記念と古馬王道を歩む。有馬記念で先着を許したゴールドアクターとサウンズオブアースが、先週の日経賞(G2)で力を示しているだけに、ここで無様な競馬はできない。
PICK UP
Ranking
11:30更新「オグリキャップ負けた」が話題となった宝塚記念…悲運の鞍上は武豊と同世代、勝ち馬の騎手は後に競馬界から追放のショック【競馬クロニクル 第60回】
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 名コンビ・吉田隼人×ソダシは「なぜ」解散に至ったのか。D.レーン→川田将雅「勝利至上主義」に走った陣営の裏事情
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
- 武豊が「告白」宝塚記念(G1)キタサンブラック大敗劇で「最大の敗因」とされるサトノクラウンの”荒技”の影響……凱旋門賞消滅への思いと「雪辱の秋」へ<2>
- 武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
- 巷に出回る川田将雅「長距離苦手説」をデータで検証、阪神大賞典(G2)で気になる「13年未勝利」の課題…リーディングジョッキーの意外な過去