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2019年、フェブラリーS(インティ)、菊花賞(ワールドプレミア)と2つのG1を勝ち、大舞台でも存在感を示した武豊騎手。だが、その一方で重賞勝ち自体は2年前から13→8→6と右肩下がりで減少……。
現役最強馬だったキタサンブラック引退の影響に加え、G1勝ちがなかった前年を鑑みれば、昨年のG1・2勝、G2・3勝は復活を印象付けるものだった。だがその一方で、G3がわずか1勝に留まったのは「お手馬の層の薄さが起因している」といえるだろう。
その主たる原因は、今年も開催8割以上のG1を勝つなど、現在の日本競馬界を牛耳っているノーザンファームとの関係の弱さだ。
武豊騎手とルメール騎手、同じエージェントと契約しながらも勝ち星約50差、重賞にして10勝の差がついた大きな要因は、このノーザンファームが運営する一口馬主クラブとの関係性に尽きる。
ノーザンファーム系クラブは「ルメール・ファースト」という言葉が生まれるほど、ルメール騎手を中心に起用しており、その次が短期免許で来日する世界のトップジョッキー、そして日本人で最も優遇されているのがリーディング2位の川田将雅騎手だ。武豊騎手は残念ながら、その次のグループに該当する。
したがってノーザンファームが有力馬の大多数を支配する大レースになると、武豊騎手に回ってくるのは必然的に3番手、4番手以降の馬ということになる。これが、武豊騎手が昔のように大レースを勝ちまくることができない主な原因だ。無論、武豊騎手に限らず、ほぼすべての騎手に共通して言えることだろう。
逆に述べれば、現在の日本競馬で勝ちたければ「ノーザンファーム系クラブの有力馬に乗れ」ということだ。
実際に、昨年の武豊騎手の重賞6勝は、すべてノーザンファーム系クラブ以外の馬だっただけに、もし武豊騎手のノーザンファーム内での格付けが上がれば、全盛期に近い成績を収められる可能性は高い。
 2020年も輝かしい活躍が期待される武豊騎手だが、その中で如何にノーザンファーム系クラブの馬で結果を出し、ルメール騎手のような絶大な信頼を勝ち取っていくか。それが「武豊完全復活」への大きな課題になるはずだ。
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