GJ > 競馬ニュース > 歓喜と絶望「ドバイWCD」観戦  > 2ページ目
NEW

歓喜と絶望の交錯――「ドバイワールドカップデイ」観戦で見えた「日本の力」と「世界の頂」

dobaiaiaiaiaia.jpgドバイWCのレジェンド・ドバイミレニアム像(撮影:F.S)

 今回のドバイ遠征の日本にとっての”真打ち”であるドゥラメンテが出走したドバイシーマクラシック(G1)は、「トラブル」から始まった。

 ドゥラメンテは馬場入場後に右前落鉄が判明。蹄鉄はいわば野球の「スパイク」のようなもの。結局打ち直しは行われず同馬は”素足”で出走することとなってしまった。

 まずまずのスタートを切ったドゥラメンテは6、7番手でレースを進め、昨年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSの勝ち馬で、同馬と世界レーティング1位タイで並ぶポストポンドを見るような形。直線手前から徐々に進出するポストポンドにドゥラメンテはついていこうとするのだが……。

 直線であっさり抜け出したポストポンド(アイルランド)。ドゥラメンテも持ち前の切れ味でインに流れながら脚を伸ばしたが、なかなか1馬身の差が詰まらない。最後は2馬身と差をつけられて2着に終わってしまった。完敗である。

 落鉄の影響、2400mという距離など、日本のエースのショッキングな敗戦に関し様々な見解がなされているが、ポストポンドが世界ランク1位に相応しい強烈なレースを見せたのは事実。今日のところはアイルランドの怪物が一枚上手だったという答えが妥当ではないか。

dobaiaiaia.jpgドバイの気温より熱い仮装の女性(撮影:F.S)

 そして、大トリであるドバイワールドカップ(G1)。このレースには日本のホッコータルマエも出走していたのだが……。

 正直、ホッコータルマエの印象はほぼ皆無に近い。一昨年のアメリカ2冠馬、カリフォルニアクロームの「暴力的」ともいえる強さにただただ圧倒されたのみだった。

 好スタートから3番手につけたカリフォルニアクローム。最後の直線では他馬など相手にもならないというような脚であっという間に先頭に踊り出ると、あとは突き放すばかり。世界中のライバルを絶望させる圧倒的な走りだった。ホッコータルマエは9着に敗れた。世界のダート馬の実力をまざまざと見せつけられた格好だ。

 歓喜の前半、絶望の後半とでもいうべきか。日本競馬が世界と堂々と渡り合えることを証明した刹那、世界の”頂点”の高さを見せつけられる外国馬の走り――。

 胸熱くなるドバイの夜だった。素足で走ったドゥラメンテがまた故障しないか不安ではあるが、願わくば元気にレースを続けてほしい。
(協力=F.S)

歓喜と絶望の交錯――「ドバイワールドカップデイ」観戦で見えた「日本の力」と「世界の頂」のページです。GJは、競馬、, , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
  2. 天才の息子・福永祐一は何故「天才」と呼ばれないのか? 「漁夫の利」に集約されたシュヴァルグランでの「決意」に落胆
  3. 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
  4. 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
  5. 【阪神C(G2)展望】武豊“マジック”でナムラクレア、ママコチャを破った重賞馬が待望の復帰戦! 短距離界の有馬記念に豪華メンバーが集結
  6. お宝馬券がザクザク…2024年の荒れたレース、3連単とWIN5には夢がいっぱい
  7. JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
  8. JRA 今月急死「レースを愛した」個性派オーナーがドバイで3頭出し! 寵愛受けたM.デムーロが「Wヴェローチェ」で弔い星へ
  9. アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
  10. 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛