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【地方交流重賞展望・日本テレビ盃】JBCクラシックに繋がる最重要ステップレース

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funabashikeiba.jpg船橋ケイバ公式サイトより

 9月28日は船橋競馬場でJRA所属馬と地方競馬所属馬による地方交流重賞・日本テレビ盃(Jpn2)が行われる。

 JRAからは今年のフェブラリーステークス(G1)を勝ったモーニン、そしてダート戦4戦4勝(重賞3連勝中)のアウォーディー、昨年の日本テレビ盃勝ち馬で東京大賞典(G1)も勝ったサウンドトゥルー、そしてなぜか条件馬のスリータイタンの4頭が出走。地方馬は地元船橋勢に加え大井競馬、高知競馬、笠松競馬から9頭が参戦、地方交流重賞らしい豪華なメンバーが揃った。11月3日に行われるJBCクラシック(Jpn1)の前哨戦として最重要ステップレース。コパノリッキー、ノンコノユメ、ホッコータルマエへの挑戦を賭けた熱い戦いは目が離せないレースとなるだろう。

 モーニンの鞍上はデムーロから絶好調の戸崎圭太騎手に乗り替わり、重賞初制覇となった1月の根岸ステークス以来のコンビ復活だ。戸崎騎手は地方南関東競馬の出身で船橋競馬場は庭のようなもの。今年はすでに重賞を15勝して年間リーディングも独走、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。この乗り替わりは陣営の勝負度合いの高さを示すものだろう。58kgの斤量はマイナス要素だが戸崎騎手がどんな乗り方を見せるか興味深い。

 武豊騎手が乗るアウォーディーは4戦4勝が示すとおりダートの適性はすさまじく、初めての地方交流重賞挑戦となった名古屋大賞典では2着に2.4秒の大差を付けている。今回はモーニン、サウンドトゥルーよりも2kg軽い斤量も有利で、ここも難なく突破すれば本番(JBCクラシック)でも注目の存在となろう。

 実績で見れば最有力なのは昨年の覇者サウンドトゥルーだ。コース実績はもちろんJBCクラシック2着、チャンピオンズカップ3着、東京大賞典1着、川崎記念2着、帝王賞3着とまさにダートの一線級で活躍。昨年の日本テレビ盃ではクリソライト、コパノリッキー相手に圧勝している。ただし昨年の56kgに対し今年は初めて背負う58kgの斤量。次走が大目標だけに多少の割引は考慮すべきところだ。

 地方所属勢もなかなかのメンバー。中でもソルテとともに南関東の双璧をなすハッピースプリントが大将格。同馬は地方交流重賞3勝の実績があり、距離が延びる今回は上位争いに食い込んでもおかしくない。またJRAから地方への移籍馬タイムズアローも注目。船橋の1800mは2戦2勝で、前走の地方交流重賞マーキュリーカップでもJRA馬相手に2着に好走。JRAのオープン特別でも勝ち負けの競馬をしていた実力馬だけに侮れない一頭だ。同じくJRAから地方競馬への移籍馬アンコイルドは天皇賞(秋)4着、京都大賞典(G2)2着など芝の重賞で活躍した馬。移籍後3戦してまだ結果は出ていないが実力はあるだけにいつ爆発してもおかしくはない。たださすがにこのメンバー相手では厳しい。今後に注目したい一頭だ。

 やはり実績が抜けているJRA勢3頭と地方馬はハッピースプリント、タイムズアローまでが今年の馬券候補。なかなかの混戦模様だが斤量面の有利さを踏まえアウォーディーが中心となろう。レースは20時10分発走のナイター競馬。過ごしやすい時期になって仕事帰りの競馬観戦もオススメ。ぜひライブでこの激戦を楽しんでもらいたい。

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