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JRAスティッフェリオ「逃げ」連対率100%! AJCC(G2)で逃げ切ったオールカマーの再現なるか?

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 26日(日)に中山競馬場にて古馬中距離路線の初戦となるAJCC(G2)が開催される。

 一昨年の有馬記念を制したブラストワンピースに注目が集まっている。特に昨年は札幌記念(G2)1勝のみで、凱旋門賞(仏G1)では惨敗しているだけに、今年初戦での巻き返しなるかどうか、というところだ。

 例年、有力馬が集まる傾向にあるレースで、今年も上々のメンバーが登録しているが、今回はスティッフェリオ(牡6、栗東・音無秀孝厩舎)に焦点を当ててみる。

 昨年は小倉大賞典(G3)から始動。終始好位につける競馬で勝ち星を挙げ、前年最終戦の福島記念(G3)に続いて重賞連勝を飾った。このあと、大阪杯(G1)、宝塚記念(G1)とG1を連戦するがどちらも7着と凡走した。

 秋初戦はオールカマー(G2)を選択。G1での凡走もあって、人気を落としたがテンから逃げる競馬で押し切り、3つ目の重賞タイトルを手にした。だが、天皇賞・秋(G1)を惨敗し、続く有馬記念(G1)では見せ場を作ったものの、やはり大敗している。

 近2走のG1をいずれも惨敗しているので評価を落としているが、実績自体は重賞3勝とブラストワンピースに次ぐものであり、今回のメンバーの中では上位だと言える。

 鞍上は昨年の宝塚記念から騎乗している丸山元気騎手。福島記念、小倉大賞典の連勝やオールカマーの逃げ切りも丸山騎手で飾っているので、馬のことは手の内にいれていると考えていいだろう。

 その丸山騎手だが、昨年の中山2200mでは6戦して1勝2着2回と連対率5割をマークしている。1勝はこのスティッフェリオのオールカマーによるものだが、他場の他のコース成績と比べても群を抜いて高いので、信頼できる数字と言えよう。

 スティッフェリオ自身はオールカマーでの逃げ切りが印象的だが、25戦のキャリアの中で「逃げ」を敢行したのが5戦。この5戦で3勝2着2回と連対率100%を誇る。純然たる逃げ馬ではなく、好位差しや2番手からの抜け出しもできる器用さを持った馬だが、「逃げ」でこの成績なら、展開次第で先頭に立ったとしても、むしろ好都合に働く可能性が高い。

 G1馬であるブラストワンピースが断然の人気になるだろうが、実績では見劣りせず、レースでは自在性があって、先頭に立ったとしても好都合なスティッフェリオ。このレースでは十分勝機もあるのではないだろうか。

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