
元JRA藤田伸二「川田将雅は嫌い?」騎乗絶賛もチクリ、思い出される「えらそうに言うな、お前だって同じことを」
26日(日)に中山競馬場で開催されたAJCC(G2)は、川田将雅騎手のブラストワンピースが国内復帰初戦で見事に優勝を果たした。
レースでブラストワンピースは、4角で故障して失速したマイネルフロストに接触。このため内へ進路変更を強いられたものの、それを物ともせず、最後の直線で先に先頭に立ったステイフーリッシュを差し切って、一番人気に応えてみせた。
レース後、川田騎手は「何とか届いてくれて良かった」と振り返り、さらに「凱旋門賞が残念な結果だけに、ここでどういう競馬をするのかが大事でしたが、内容と結果を伴って残すことができました」と語り、「今年のブラストワンピースは、ここから始まっていきますので、期待して応援してください」と前向きなコメント。今後、大阪杯(G1)を目標に調整が進められていくという。
突然のトラブルも苦にせず、圧巻の走りで格の違いを見せつけたブラストワンピース。大舞台に向けて弾みをつけた形だが、それも川田騎手の冷静な判断があってのこと。あの辛口で知られる元JRA騎手の藤田伸二氏も、その点は認めているようだ。
藤田氏は自身のTwitterで「改めて観るとユウガ上手かった!」と絶賛。「標的をルメールに絞り、馬場の良い外に出すことなく、直線併せ馬に持ち込んだ所が素晴らしかったな」などとツイートしたものの、最後に「人間的に好き嫌いは別として、完璧なレース内容は褒め称えたい」と締めくくった。
「騎乗技術は認めているものの、川田騎手の人間性をあまり好いていないようですね。著書『騎手の一分』(講談社)でも、後輩を注意する川田騎手を見て『えらそうに言うな、お前だって同じことをやっているだろ』と怒ったこともあったと述懐しています。
藤田氏にはこの当時のイメージが強く残っているから、辛口なコメントを連発してしまうのでしょう。また藤田氏は現役時代、唯一の特別模範騎手賞、複数回受賞者ですし、その氏から見ればどれだけ成績を残しても、川田騎手の振る舞いや騎乗は粗暴に見えてしまうのかもしれません。ただあれだけ輝かしいキャリアを持つ藤田氏ですので、ほとんどの現役騎手は見劣りしてしまうのも当然なのですが……」(競馬誌ライター)
ヤンチャな性格と歯に衣を着せない物言いは現役時代から変わらず。だがそれも藤田氏に競馬愛があるからこそだろう。これからも、誰にも遠慮することなく、外から競馬界に辛口なエールを送り続けてもらいたい。
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