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JRAシルクロードS(G3)カラクレナイ「絶好枠」ゲットで必勝態勢!? 得意舞台で「波乱演出」へ条件揃った!

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 2月2日(日)のシルクロードS(G3)にカラクレナイ(牝6歳、栗東・松下武士厩舎)が出走する。

 重賞勝利は3歳春のフィリーズレビュー(G2)から遠ざかっているが、大野拓弥騎手とのコンビで近走は安定した走りを見せており、得意の舞台で一発も期待できそうだ。

 京都芝1200mはカラクレナイにとって走り慣れた舞台。2018年以降の直近17戦のうち、7戦が今回と同じコースで、カラクレナイにとってはまさに“庭”ともいえる。

 昨年10月のオパールS(L)からこのコースで3戦連続3着、通算でも7戦して「0-1-4-2」と勝ち鞍こそないが、安定している。馬券圏外の2戦はいずれも小差の4着なので、今回も大崩れする可能性は低い。連軸、3連系の軸に考えているファンも多いだろう。

 かつては出遅れ癖もあり、後方からの競馬が多かった。実際に18頭立てのフィリーズレビューでは、道中後方2番手から直線大外を豪快に差し切った。

 いまだにカラクレナイには豪脚のイメージを持つファンも多いはず。ただ5走前に大野騎手に乗り替わってから、ゲートも安定。追い込み一辺倒から、ある程度前につける競馬で好走を続けている。

 特に前走の淀短距離S(L)では終始、楽な手応えで道中2~3番手を追走。3着に粘り込んだ。京都1200mでは大きな武器となる“先行力”を身につけたのは大きい。

 シルクロードSの過去10年の脚質別成績を見ても、先行した馬は「6-2-2-26」と勝利に最も近い。今回はモズスーパーフレアの逃げは織り込み済みで、先行したい馬もそれほど多くないため、競馬はしやすいはず。

 1番人気が予想されるモズスーパーフレアや、先行馬セイウンコウセイあたりを前に見ながら道中3~4番手を追走できれば勝機を見いだせるだろう。

 1枠2番という枠も味方につけられそうだ。同レースの過去10年の1枠成績は「4-2-1-12」で勝率、連対率、複勝率すべて1位。先行力が備わった今のカラクレナイにはこれ以上ない絶好枠に収まった。

 カラクレナイは6歳牝馬ということもあり、これから1走1走が勝負。次の京都1200mの重賞は11月の京阪杯(G3)まで10か月近く待たなければいけない。それだけに陣営も今回のレースに懸ける思いは強いはず。

 カラクレナイを管理する松下調教師は昨年12月の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)をレシステンシアで制し、G1初制覇を成し遂げた今最も勢いに乗る調教師の一人だ。カラクレナイは3年前にその松下調教師に平地重賞初制覇をプレゼントした孝行娘でもある。3戦連続3着という惜しい競馬に終止符を打ち、狙うは1着だけだ。

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