
「神さばき」でドバイ制覇も、武豊騎手「国内の先行き」が暗い!? 希望の光は北島三郎!?

いよいよ「激闘」が始まる。しかし、名手の心中は……。
26日に行われた「ドバイワールドカップデイ」。日本馬はラニ(牡3歳 栗東・松永厩舎)がUAEダービー(G2)を、リアルスティール(牡4歳 栗東・矢作厩舎)がドバイターフ(G1)を勝利した。日本の総大将だったドゥラメンテ(牡4歳 美浦・堀厩舎)はドバイシーマクラシック(G1)で2着と敗れたものの、全体でいえば上々の結果を残せたといえるだろう。
特にラニに騎乗した日本競馬の象徴・武豊騎手のレースぶりは本当に見事だった。スタートで完全に出遅れながらも最後方からじっくりレースを始めたかと思いきや、ペースを読みきり向こう上面で一気に進出。最後の直線に入るとインに切れ込み、最終的に2着となるライバルの進路を塞ぐ「勝負師」らしい厳しい攻めを見せての勝利。ラニのポテンシャルはもちろんだが、何より武騎手の勝負にこだわる姿勢と衰えぬ能力を感じるレースだった。
ラニは今後、ダートの本場アメリカの最高峰「ケンタッキーダービー(G1)」に挑戦するとのこと。アメリカ競馬を代表する舞台で日本の名手が…想像しただけでワクワクする話だ。
ただ、ケンタッキーダービーはあくまで5月。武騎手としても、いよいよ間近に迫ってきた国内G1戦線という「激闘」にまずは集中しているところだろう。しかし、そんな武騎手に暗雲が……。
「武騎手は現在中央24勝でリーディング6位と数字自体はいいですが、先週ドバイ遠征で騎乗がないにしろ3月に入ってから中央勝利数はわずか2と、ペースがだいぶ落ち込んでいます。無論1年間で考えれば調子の良し悪しはあるでしょうが、天下の武豊だけにどうしても気になってしまいますね。今回のドバイの勝利で、また調子が上向くといいのですが……」(競馬記者)
競馬界の”顔”だけに、成績下降はどうしても気になってしまうところ。今年は年初から勝ち星を重ね「全盛期再び」という声も多かっただけに、なんとか復調してほしい。
そして、武騎手にとっての「心配」はもう一つある。クラシック戦線を含め、G1戦線における武騎手の”お手馬”たちの状況だ。
「今年の3歳クラシックの武騎手といえばエアスピネル。デイリー杯2歳S(G2)を勝利した時は『G1を勝てる』と確信したファンも多かったかもしれません。しかし、その後リオンディーズやマカヒキという怪物級のライバルに実力差を見せつけられるような敗戦が続き、皐月賞など今後のG1は苦しいのでは、という見方が大きくなっています。さらに、クラシックで活躍を期待されたドレッドノータスやロイカバードも、皐月賞を目指す道のりでつまずいています。今年の3歳世代が近年まれに見るハイレベルと称されているだけに、トライアルも熾烈になっているのは間違いないですが」(同)
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