JRAきさらぎ賞(G3)アルジャンナ「勝率50%!?」必勝データが勝利を後押し
9日の日曜、京都11Rは「クラシック登竜門」といわれる第60回きさらぎ賞(G3)が開催される。
過去10年できさらぎ賞に出走した馬には、18年2着グローリーヴェイズ、16年1着サトノダイヤモンド、12年4着ジャスタウェイ、11年3着オルフェーヴルなど、のちのG1馬たちの名前が並んでいる。
このレースを勝てなかったとしても「未来のG1馬」がいるかもしれない。
今年の出走予定馬で最有力視されているのがアルジャンナ(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)だ。2着に敗れた前走東スポ杯2歳S(G3)は、コントレイルの強さばかり目立ったが、アルジャンナの1.45.3は、同レースの過去10年の勝ち時計を凌ぐ走破時計だった。
これは例年だと勝っているレベルである。続くホープフルS(G1)で見せたコントレイルの圧勝ぶりを見せられると、さすがにこればかりは相手が悪かったというしかない。
きさらぎ賞にはほかにも朝日杯FS(G1)3着グランレイ、シンザン記念(G3)3着コルテジア、札幌2歳S(G3)2着サトノゴールドなどの重賞で好走したライバルも出走を予定しているが、いずれもコントレイルに比べればスケールで見劣るのは否めない。
また、アルジャンナにとってきさらぎ賞の勝利を後押しする見逃せないデータがある。
過去10年の同レースを【4.1.2.1】と最多の4勝をマークしている池江泰寿厩舎、さらにディープインパクト産駒も【5.5.2.11】と2回に1回は勝っており、勝率ではともに50%と驚異的な数字だ。
そして池江厩舎の送り出した勝ち馬が、すべてディープインパクト産駒だったこともアルジャンナにズバリあてはまる。
◆きさらぎ賞過去10年の勝ち馬(ディープインパクト×池江厩舎)
19年ダノンチェイサー
16年サトノダイヤモンド
14年トーセンスターダム
12年ワールドエース
さらに過去10年、前走で上がり2位以内の馬が8勝をあげているデータもクリアしている。
気になる週末の天気予報も京都地方は好天の模様で、ディープインパクト産駒が苦手とする渋った馬場とはならない見込み。想定では川田将雅騎手となっており、昨年はダノンチェイサーとのコンビできさらぎ賞を優勝した。同騎手には連覇もかかっている。
ここまでデータが揃えば、あとはミスなく走れば結果はついてくるといっても過言ではないかもしれない!?
PICK UP
Ranking
17:30更新- ルメール軍団「誤算続き」で迷走中?使い分けの弊害に一部ファンから疑問の声
- クロワデュノール「世代最強説」に現実味も…ダービー馬候補が未勝利戦より遅い時計の怪
- 武豊×ドウデュース完全包囲網で波乱含み!?豪華メンバーのジャパンCにチェルヴィニア、ブローザホーン、オーギュストロダンら最強メンバー集結。レジェンド元JRA騎手の見解は?
- 「別競技」の高速馬場で欧州最強マイラーの意地見せたチャリン!ジャパンC参戦オーギュストロダン、ゴリアットに朗報?
- C.ルメール「アンラッキー」な過怠金に謝罪…マイルCSでも「牝馬のC.デムーロ」の手綱冴えるか?
- エアスピネル降板に武豊騎手は「何」を思う……8年前、すべてを手にしてきた天才騎手が”最大級”の屈辱を味わった「ウオッカ事件」とは
- 【京都2歳S(G3)展望】藤田晋オーナーの大物エリキングが登場! ジョバンニ、サラコスティがリベンジに燃える
- 【ジャパンC(G1)展望】「ディープ」オーギュストロダンVS「ハーツ」ドウデュース、2005年有馬記念から19年越しの最終決戦!
- 春のG1戦線に水を差す「醜聞」続く…現役騎手の父に詐欺容疑、G1馬オーナーが逮捕
- 「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛