JRA東京新聞杯(G3)「陣営強気」ケイデンスコール巻き返し必至!? 大敗近2走は「明確敗因」あり!
2月9日(日)に行われる東京新聞杯(G3)。今年は図抜けた存在が見当たらず、混戦模様となると予想されている。そのレースで注目したいのが、ケイデンスコール(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)だ。
ケイデンスコールは中京競馬場の新馬戦で、後にG1競走で3勝を挙げるアドマイヤマーズに敗れて2着。その後、未勝利戦を勝利すると、新潟2歳S(G3)では後方から上がり最速の脚を使い、重賞初制覇を達成。暮れの朝日フューチュリティS(G1)では4番人気に支持されるも13着に終わっていた。
翌年は毎日杯(G3)から始動。ここを4着で終えるとNHKマイルCに向かう。新潟2歳S以来、好成績を収めることが出来なかったためか、ケイデンスコールは14番人気と期待薄の存在だった。しかし後方待機で脚をためると、最後の直線で弾けるように脚を伸ばす。勝ち馬のアドマイヤマーズには半馬身差届かなったものの、2着に入り、3連単410,680円の高額配当の立役者となった。
今後もマイル戦線での活躍が期待されたものの、2番人気に支持された関屋記念(G3)では14着、続くキャピタルS(L)では17着の殿負けと、古馬の壁に跳ね返され続けていた。
「夏競馬では斤量の恩恵があるため、能力の高い3歳馬を積極的に狙うのがセオリーとされています。そのため、ケイデンスコールも人気を集めましたが、これまでの伸びのある脚が影を潜め、惨敗。続くキャピタルSでは不良馬場に脚をとられて自身の武器を使うことなく大敗を喫しています。
ただ藤巻調教助手は2走前について『夏負け』したと語り、また前走については『不良馬場だったので度外視』と強気な態度を崩していません。もともと左回り巧者ともいわれていましたので、状態さえ整っていれば、一撃も期待できるのではないでしょうか?」(競馬誌ライター)
調子を落としていたといわれる近2走を除けば、ケイデンスコールは左回りで2勝2着2回と結果を残している。復活を果たす可能性が高いのはやはり今回の舞台と見てもいいはずだ。
手綱は昨年NHKマイルCで穴を開けた石橋脩騎手に戻る。相性のいいコース、実績がある騎手とのタッグで復活の狼煙を上げることができるだろうか? 今後につながる走りを見せてもらいたい。
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