武豊「14年ぶり」ドバイ制覇へインティ選出! フェブラリーS(G1)後にゴドルフィンマイルへ

3月28日にドバイのメイダン競馬場で行われる「ドバイワールドカップデー」。すっかり日本でも定着し、今年もJRA所属馬110頭、地方所属馬2頭の計112頭が予備登録を行ったという。
今年もドバイの地で日本馬の活躍が期待されるが、中でも注目されているのが、南関東の雄・モジアナフレイバーらとともにゴドルフィンマイル(G2)に参戦を予定しているインティ(牡6歳、栗東・野中賢二厩舎)だ。
昨年は7連勝でフェブラリーS(G1)を制覇し、かしわ記念(G1)でも2着と好走。だがその後、帝王賞(G1)で6着に終わると、みやこS(G3)で15着と大きく失速。それでも、そこから巻き返しを見せてチャンピオンズC(G1)3着。また今年の始動戦である東海S(G2)でも3着と、調子を上げつつあるようだ。
「インティは、春のダート王決定戦・フェブラリーSを目標に設定しています。招待されてはいるものの、ドバイに向かうか否かは、ここの結果次第ということになるのではないでしょうか。
昨年のフェブラリーSで勝利を収めて、インティはG1馬に仲間入りを果たししました。それにG1の舞台では1600mの距離が一番好成績を残しています。得意な距離に、思い入れのある舞台、陣営も気合いは十分のはず。結果を残して、ドバイに旅立ってもらいたいですね」(競馬誌ライター)
インティが挑戦を予定しているゴドルフィンマイルは、昨年ノンコノユメがJ.モレイラ騎手を背に挑み10着。一昨年はC.ルメール騎手のアディラートが3着と馬券圏内をキープし、さらに前年は福永祐一騎手がカフジテイクで5着に入っている。しかし、勝利となると日本勢では06年に武豊騎手が騎乗したユートピアのみで、10年に開催競馬場がメイダン競馬場に移行してからは未勝利が続いている。
「もしインティが向かうとなると、当然、鞍上を務めるのは主戦の武豊騎手になるでしょうね。昨年は自身のHPで国内リーディングにあまり執着しないことを明かし、そして『世界のビッグレースには名馬とともに参戦して話題を振りまき続ける、そんな存在になりたいというのも、これからの一つの大きな目標』と綴っていました。そんな武豊騎手にとってはまさにうってつけの舞台のひとつであることは間違いないです。もしインティとともに遠征が叶えば、その手腕をフルに発揮してくれると思います」(競馬記者)
武豊騎手はインティに騎乗して、14年ぶりにゴドルフィンマイルを制することができるか。そのためにも、まずフェブラリーSでの走りに注目したい。
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