【フェブラリーS(G1)展望】連覇狙う武豊インティVSダートの新星モズアスコットが激アツ!?古豪サンライズノヴァ、ノンコノユメも虎視眈々
今年最初のG1となる第37回フェブラリーSが、23日(日)に開催される。春のダート王決定戦を制するのはどの馬だろうか。
昨年に続き連覇を狙うインティ、フェブラリーSのあとは4月4日の豪G1・ドンカスターマイル(芝1600m)へ向かうと発表されたモズアスコットは、初挑戦のダートでいきなり根岸Sを勝利したダートの新星だ。
それ以外も昨年の南部杯(G1)の覇者サンライズノヴァ、2着アルクトス、18年のフェブラリーSを勝ったノンコノユメ、昨年の東京大賞典(G1)3着モジアナフレイバーと多彩なメンバーが集まった。
東海S(G2)で大本命インティを破ったエアアルマスが骨折で離脱。根岸S(G3)で2着に敗れたコパノキッキングが、距離不安でフェブラリーS回避を宣言するなど残念なニュースがあったものの、ハイレベルなレースが期待できそう。
最注目は連覇を狙うインティ(牡6、栗東・野中賢二厩舎)で間違いない。12日の1週前追い切りは栗東坂路で前半から軽快な動きで4F53.7秒-12.3秒と上々の気配。東海Sを使われた上積みを十分に感じられる内容だった。
陣営は「時計を含めて予定通り。順調そのものです。使って状態は上がっている。」と連覇に向けて盤石の態勢をアピール。
前走はエアアルマスに不覚をとったものの、56キロの相手より2キロ重い58キロを背負ってのもの。本番を見据えた馬体だったことを考えれば、得意の左回りでワンターンのここではもう負けられない。
今回は控えずに自分のリズムに徹して逃げ切りを目論む。
これに待ったをかけるのは、前走の根岸Sはダート初挑戦で勝利。新境地となるダートで復活を遂げた18年の安田記念優勝馬モズアスコット(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)だ。
1週前の追い切りでは栗東・坂路を単走で52秒1-12秒6と好調。管理する矢作芳人調教師は「時計は指示通り。状態は上がってきている」と順調な調整を重ねている。「前走は80%かそれ以下かもしれなかったが、今回はそれでは勝てない。残りの期間で上げていけるか」とさらなる上積みをほのめかせた。
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