JRA京都牝馬S(G3)「京都の鬼」サウンドキアラ2020年「重賞最多勝」松山弘平が連勝決める!?

22日、土曜の第55回京都牝馬S(G3)は人気でもサウンドキアラ(牝5、栗東・安達昭夫厩舎)に逆らえそうにない。
ようやく厩舎の期待に応えられる力がついてきた。デビュー戦でエアアルマス(東海S勝ち)、ライトオンキュー(京阪杯勝ち)を破った期待馬も、500万下卒業に4戦、1000万下卒業には7戦を要し、気が付けば前走の京都金杯(G3)で重賞勝ちを手に入れるまで2年の月日が経っていた。
まだ1000万下の身でありながら19年のヴィクトリアマイル(G1)に果敢に挑戦した経歴があることからも陣営の同馬に対する期待の高さがわかる。18頭立ての15番人気ながら勝ち馬ノームコアから0.7秒差の7着と大健闘。並みいる重賞勝ち馬に先着した。
待望の初重賞を勝ち取ったのは、18年5月の500万下を勝って以来のコンビとなった松山弘平騎手と挑んだ前走の京都金杯だった。馬場の傷んでいる内から3頭分くらいを終始キープして、距離のロスを最小限で抜け出した同騎手のクレバーな騎乗も大きな勝因といえそうだ。
レース後に松山騎手も「嬉しいですね。思い描いた通りのレースが出来ました。本当に最後までいい脚を使ってくれて強い競馬をしてくれました」と確かな成長を感じ取ったコメントを残した。
また、引き続き京都のレースであることも好材料である。
サウンドキアラの全成績は【5.3.4.3】だが、ここまで勝利をあげた5勝すべてが京都コースだ。京都以外の成績【0.2.4.2】と京都のみの成績【5.1.0.1】を比較すると一目瞭然であり、ここまで極端だとこれはもう「京都の鬼」といっても差支えがないだろう。
このことは管理する安達昭夫調教師も「京都コースしか走らないですが、すごく相性がいいですね。3~4コーナーの下り坂がこの馬には合っているのでしょう」と、同じ京都の重賞をあえて狙ってきたのは、京都巧者を自覚しているからこそといえる。
京都牝馬Sは距離が1F短縮の芝1400m戦となるが、新馬戦で勝利したのも同じ距離なら全く問題にはならないだろう。同レース過去10年の傾向も前走からの距離短縮組が圧倒的に好成績をあげており、データ的にはむしろ後押しとなる。
2020年の重賞で最多となる3勝の松山騎手だが、先日の共同通信杯(G3)勝利でC.ルメール騎手が同じく3勝で並びかけてきた。松山騎手としてはサウンドキアラで4勝目を決め、再び単独最多勝を狙いたいところだ。
PICK UP
Ranking
11:30更新
「3大始祖」消滅の危機……日本で「2頭」世界で「0.4%」の血を残すべく立ち上がったカタール王族の「行動」に称賛
アドマイヤ軍団が「G1・45連敗」武豊と絶縁し「40億円」と引換えに日本競馬界フィクサーの”逆鱗”に触れた凋落の真相?
武豊「スキャンダル」「ケガ」など揺れに揺れた2017年。弟・幸四郎騎手「引退」から小浦愛「不倫疑惑」、そしてキタサンブラック「大団円」までをプレイバック!- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- 横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 「怒りの矛先は騎手でもいいよ」ダノンデサイル調教師の“横山典弘愛”が凄い!「競馬だから仕方ない」「最悪の流れ」呼び込んだ浜中俊の選択
- 天才・武豊と帝王・岡部幸雄の意地がぶつかり合った「天と地」の決戦。天皇賞・春(G1)に25年の時を経て再び訪れた「世紀の対決」
- 今村聖奈に続き坂井瑠星も“イチャイチャ動画”が流出!? パートナー愛を試される大一番
- 【香港C(G1)展望】BC制覇の偉業から1か月、ラヴズオンリーユー有終の美へ!レイパパレはC.スミヨンと新コンビ、最大のライバルは最高レーティングの英国馬
















