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JRA弥生賞(G2)オーソリティ&南アフリカ「天才」ヒューイットソンに気を付けろ!? 香港挑戦「ダメダメ」も、日本で活躍できる理由

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 8日(日)に中山競馬場で行われる弥生賞ディープインパクト記念(G2)。2010年に勝ったヴィクトワールピサが皐月賞(G1)を制しただけでなく、2009年のロジユニヴァース、2016年のマカヒキが日本ダービー(G1)を勝つなど、牡馬クラシックと密接な関係にあるレースだ。

 この1戦にオルフェーヴル産駒期待の1頭・オーソリティ(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)が出走を予定している。

 オーソリティは父に三冠馬オルフェーヴル、母方の祖母にオークス馬シーザリオを持つ良血馬。デビュー戦を勝利すると、今回と同舞台で行われた芙蓉S(OP)では、好位追走から上がり最速の脚で抜け出して快勝。2連勝を飾った。

 年末のホープフルS(G1)でも期待されたものの、序盤に他馬と接触。キャリアで初めて後方からの競馬を強いられてしまう。3角から早めに仕掛けて見せ場を作ったものの、これで力を使い果たしたのか、最後の直線では伸びを欠き5着。騎乗した池添謙一騎手はスタート後の不利で「位置を取り切れなかったのが痛かったです」と敗因を述べ、「馬は成長してきていますし、これから良くなると思います」と今後に期待を寄せた。

「オーソリティは気性面の成長がひと息だったのですが、池添騎手の稽古やパドックでメンコをつけた効果もあり、前走では今までになく落ち着いて見えました。それだけにあの不利がなければ、もう少し上位進出もあり得たと思います。この舞台で勝った実績もありますし、今回こそやってくれるはずです」(競馬誌ライター)

 26日、オーソリティはWコースで僚馬と併せられ、5F67秒7、ラスト12秒5を記録している。木村調教師も「スムーズな競馬で改めて能力を計りたい」と意欲を見せた。

「今回、そのオーソリティの鞍上を務めるのは、短期免許で来日し、今週末から騎乗するするライル・ヒューイットソン騎手です。2018~19年シーズンは南アフリカで219勝をあげる活躍をみせています。昨年はその実績を引っさげて、香港競馬に短期免許で参戦していたのですが、251度の騎乗機会で[3-9-11-228]にとどまり、さらに香港競馬史上最長となる40連敗も記録するなど、ほろ苦いシーズンを過ごすことになりました。

 ただこれはどうやら騎乗馬に恵まれなかった影響も大きいようです。日本ではノーザンファーム関係者と知己もあるようなので、有力馬にも騎乗する機会が増えるはず。香港のときとは違い、旋風を巻き起こすことも可能性もありますよ」(競馬記者)

 南アの天才騎手はオーソリティを勝利に導きことができるのだろうか? その手腕に注目したい。

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