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JRA「ポスト・ディープインパクト」後継争いで他馬を圧倒! 「オールマイティ新種牡馬」キズナ

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キズナ「競馬つらつら」より

 昨年、種牡馬として一時代を築いたディープインパクトとキングカメハメハが急逝し、その後継種牡馬争いが白熱している。

 なかでも7日のチューリップ賞(G2)をマルターズディオサで制し、新種牡馬として早くも重賞3勝目をあげたキズナは特筆すべき存在だ。

 函館2歳S(G3)をビアンフェでいきなり初重賞勝ちして芝1200mにも対応できるスピードを見せた。年明けの京成杯(G3)でクリスタルブラックは芝2000mを勝利、そして7日のチューリップ賞を勝利した。

 初年度産駒は先週、1日現在で絶対王者ディープインパクトの79勝に次ぐ48勝の2位につけている。キズナの種付け料600万は、2000万のロードカナロアや1000万のハーツクライを凌ぐ成績だ。ハイレベルなライバルが揃う中でこれは大健闘といえるだろう。

 また、初年度産駒で牡牝ともにクラシック候補を出したのは、種牡馬として大いに期待が膨らむ内容だ。まだ、キズナ産駒の特徴として、芝のみでなくダートでも高い勝率をあげていることである。

 芝は335戦して34勝の勝率10.1%、ダートは125戦して14勝の勝率11.2%と差がない。一方、ディープインパクトの場合、芝は288戦して77勝の勝率26.7%、ダートは13戦してわずか2勝の勝率15.4%でしかない。サンプル数が少ないとはいえ、この差は注目したい。

 どちらかといえば芝専門の傾向が強く、良馬場で切れを発揮するディープインパクトに比べて、芝ダートを問わなければ、馬場の良、不良も苦にしないのは大きな特徴といえそうだ。

 キズナの最大の売りは、やはりその素晴らしい血統面といえよう。父ディープインパクト×母キャットクイル(母父ストームキャット)は近代競馬の結晶ともいえる背景を持っているのが大きなアピールポイントとなる。半姉のファレノプシス(父ブライアンズタイム)は桜花賞(G1)、秋華賞(G1)、エリザベス女王杯(G1)とG1・3勝をあげた名牝だ。

 そして祖母パシフィックプリンセスは歴史的な名牝パシフィカスも出している。パシフィカスといえば菊花賞(G1)、天皇賞・春(G1)、宝塚記念(G1)とG1・3勝をあげたビワハヤヒデ、そして朝日杯3歳S(G1・現朝日杯FS)、牡馬三冠、有馬記念とG1・5勝をあげたあのナリタブライアンを出した。

 そんな血統背景を持ったキャットクイルに無敗の三冠馬ディープインパクトを配合したのがキズナとなる。産駒の勝ち鞍のある距離も1000mから2400mとスピードとスタミナを合わせ持っているのも活躍の場を広げられる期待がある。

 自身は武豊を背に第80代日本ダービー馬となり、フランスに遠征してニエル賞(G2)を制した。続く凱旋門賞(G1)ではオルフェーヴルと真っ向勝負して4着の実績はポストディープインパクトとして最有力候補といっていいだろう。

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