JRAアーモンドアイ出走のドバイ『無観客』決定。不安はサウジでもあった直前“トラブル”……

アメリカのトランプ大統領は新型コロナウイルス感染拡大防止策として、イギリスを除く欧州に過去14日間滞在した外国人の入国を禁止することを発表した。この影響でNYダウ平均は“リーマンショック”を超える下げ幅となり、世界経済は混迷を極めている。
世界的な混乱が続く中、海外競馬においても新たな発表があった。
28日のドバイワールドカップデーを無観客開催することが決定した。現地時間12日、主催者であるエミレーツ・レーシング・オーソリティーが公式ホームページで発表している。レースの無観客開催に加え、25日の公開枠順抽選会、26日の朝食会、レセプションパーティー、さらにレース当日のイベントも中止となる。
5日、UAEのスポーツ省が3月に行われる全てのスポーツイベントを延期するよう主催者に要請していた経緯もあり、7日に行われたドバイWC前哨戦の「スーパーサタデー」はすでに無観客で開催。この経緯を考えると無観客開催は、当然の判断と言えるだろう。
「ドバイミーティング当日は世界各国から関係者や観客が集まります。日本のG1ほどとは言いませんが、広いメイダン競馬場が人で溢れかえります。当日はファッションコンテストやレース後のコンサートのようなイベントがあり、人が密集するため感染リスクは高まります。楽しみにしていたファンは多いはずですが、無観客競馬はやむを得ない決定に思えます」(競馬記者)
すでにアーモンドアイに騎乗予定のC.ルメール騎手は対策済み。日本からの入国制限がかかる可能性を考慮し、20~22日の日本での騎乗をキャンセルしてまでUAEへの前乗りを予定している。
実際に2月に行われたサウジCでは、レースの2日前に日本からの入国を制限され、入国できなかった関係者もいた。アメリカの入国制限も発表されたばかりで、いつ入国制限があってもおかしくない状況だ。ルメール騎手の判断も頷ける。
「今回の発表が『中止』でなかっただけ、関係者はホッとしているでしょう。世界各国から競走馬、関係者を招待して行うレースのため、直前での中止ということはまずないと思います。しかし、関係者の中から感染者が発生するようなことがあれば、中止という決断もありえるでしょう」(競馬記者)
現在、日本馬は来週の出国予定で調整を進めている。またサウジ転戦組はすでにドバイ入国済み。もし直前で中止となってしまえば、輸送の負担がかかるだけの無駄足になり、今後のローテーションに支障をきたすことになってしまう。
ドバイワールドカップ開催まであと2週間。何事もなく無事にレースが施行されることを祈る。
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