JRAレーン短期免許取得に非常事態! サリオス皐月賞(G1)に鞍上問題発生!? あの騎手も急浮上か
デビューから3連勝となる無敗で昨年の朝日杯FS(G1)を制したサリオス(牡3、美浦・堀宣行厩舎)にとって由々しき問題が発生してしまった。
18日、オーストラリアのモリソン首相は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて海外渡航を全面的に禁止すると勧告した。海外渡航の危険水準を、全世界を対象に最高水準の「渡航禁止」に引き上げたとし、全国民の出国を禁じた。
そこで注目されるのは皐月賞に直行するサリオスの鞍上問題である。
先日、同馬が所属するシルクホースクラブより、短期免許が取得できればという条件でD.レーン騎手を予定していると発表がされていた。
4月19日に行われる皐月賞まで約1カ月しかない。このまま出国禁止が続くと、レーン騎手が、日本に来られない可能性もゼロとはいえない状況になっている。
17日にはJ.モレイラ騎手が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、28日にUAEで開催されるドバイワールドカップデーでの騎乗を断念したと報じられた。
これにより、モレイラ騎手が騎乗を予定していたドバイWC(G1)のマスターフェンサー、シーマクラシック(G1)のグローリーヴェイズ、ターフ(G1)のウインブライト、アルクォーツスプリント(G1)のライトオンキュー、UAEダービー(G2)のセランと、5頭の日本馬への騎乗ができなくなっていた。
サリオスはここまでの3戦では、デビュー戦をレーン騎手、サウジアラビアRC(G3)を石橋脩騎手、朝日杯FS(G1)をR.ムーア騎手でそれぞれ勝利している。
となるとレーン騎手がこのまま来日できない場合、石橋騎手に白羽の矢が立つことも考えられそうだ。
ただ、気になるのは堀厩舎の特徴が、G1レースにおいて外国人騎手の起用が多いことである。場合によっては堀厩舎の馬でG1・3勝の実績を持つM.デムーロ騎手の起用や、皐月賞そのものの回避もあるかもしれない。
陣営としては当初の予定通り、レーン騎手での出走が望ましいことは確かだが、その動向を見守りたい。
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