JRA高松宮記念「リピーター」セイウンコウセイに大駆けの気配!? 「馬場がかみ合えば一発があっても」昨年2着で400万馬券演出
春のG1シリーズの開幕戦・高松宮記念(G1)。タワーオブロンドン、ダノンスマッシュ、グランアレグリアらが有力視されているが、波乱の立役者として、俄然注目されるのがセイウンコウセイ(牡7歳、美浦・上原博之厩舎)だ。
高松宮記念に、今年で4度目の挑戦となるセイウンコウセイ。これまで2度は今回も鞍上を務める幸英明騎手を背に挑戦し、17年は優勝、昨年も2着と好走するなど、いわゆる“リピーター”として知られている。
この馬以外にも “リピーター”が多い。龍王ロードカナロアは12年3着、13年優勝、ハクサンムーンも13年3着、15年2着。さらにミッキーアイルも15年3着、16年2着と好走し、レッツゴードンキは17年、18年と2年連続2着に入っている。
「セイウンコウセイは昨年12番人気ながら、積極的に前に出ると勝ち馬ミスターメロディとは0.1秒差の2着。3着に入った17番人気のショウナンアンセムとともに、3連単4,497,470円と高額配当の使者となってくれました。
また、今週末の中京競馬場は悪天候と予想されています。セイウンコウセイが昨年3着に入ったCBC賞(G3)は不良馬場の中で行われ、勝利した年の高松宮記念も小雨が降り、時計の掛かる馬場での開催でした。悪道を苦手にはしていないようなので、天気が崩れれば崩れるほど、上位進出の可能性は増しそうですね」(競馬記者)
セイウンコウセイは1週前追い切りで美浦のウッドを単走。6F76秒8、ラスト12秒5をマークし、調子の良さをアピールした。管理する上原師も「日刊スポーツ」の取材に対し、「中京は得意なコース」と明かし、「馬場とか展開とかかみ合えば一発があってもおかしくない」と自信をのぞかせている。
「前走のシルクロードS(G3)は5着でした。しかし、58キロと出走馬の中で最も重い斤量を背負っての出走。さらに馬券圏内に入った上位3頭がいずれも後方からの競馬だったこともあり、差し有利の展開だったのはまちがいないです。
それにもかかわらず、2番手で進み、勝ち馬から0.2秒差で5着と掲示板をキープ。さらにここは約3カ月の休養明けでした。それらを考慮しても、内容は評価してもいいはず。今年もやってくれそうな気配が漂ってきました」(競馬誌ライター)
セイウンコウセイはリピーターっぷりを発揮してくれるのだろうか? それとも……?
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