GJ > 競馬ニュース > 有馬記念「上位陣壊滅」の危機!?
NEW

JRA有馬記念(G1)「上位陣壊滅」の危機!? アーモンドアイ、ワールドプレミアらにアクシデント続々……唯一順調なのは「アノ馬」だけ?

【この記事のキーワード】, , ,

JRA有馬記念(G1)「上位陣壊滅」の危機!? アーモンドアイ、ワールドプレミアらにアクシデント続々……唯一順調なのは「アノ馬」だけ?の画像1

 今週、昨年の天皇賞・春(G1)を制したフィエールマン(牡5歳、美浦・手塚貴久厩舎)が、連覇を目指して同レースから始動することがわかった。なお、鞍上は主戦のC.ルメール騎手が務める。

 世間が、そして日本競馬が新型コロナウイルス拡大の脅威にさらされる中、ここまで特に動きがなかった「遅れてきた大物」が、昨年の有馬記念(G1)上位組で“唯一”順調な姿を見せようとしている。

 昨年の競馬の総決算となった有馬記念。年末のグランプリらしくG1馬10頭の超豪華メンバーが集ったが、激闘を戦った馬たちの「現在」は決して順調とは言えなさそうだ。

 勝ったリスグラシューを始め、6着シュヴァルグラン、7着レイデオロはすでに引退。2着サートゥルナーリアは始動戦の金鯱賞(G2)を快勝したものの、大本命確実だった大阪杯(G1)を回避。さらに3着ワールドプレミアも体調が整わず春全休の可能性が高い。5着キセキ、8着ヴェロックスは始動戦で1番人気に推されるも信じられないような惨敗を喫している。

 また9着とキャリア初の惨敗を喫したアーモンドアイも、巻き返しが期待されていたドバイターフ(G1)が新型コロナウイルスの影響で中止になったため、帰国を余儀なくされるというアクシデント……。

 昨年の有馬記念が非常にハイレベルなレースだったことは誰もが認めるところだが、激闘を戦った有力馬たちが尽く“不幸”に巻き込まれている。

 その上で、1ケタ着順組で唯一順調なのが4着だったフィエールマンというわけだ。

「引退したリスグラシューらはともかく、昨年の有馬記念で上位を賑わせた馬、つまりは今年の競馬の主役になるべき有力馬たちが、最近はとにかく順調に行っていない印象です。

もちろんハイレベルなレースだった有馬記念の“ダメージ”という見方もありますが、ドバイ中止騒動に巻き込まれたアーモンドアイらを見ていると、昨年の有馬記念自体が“呪い”のようなレースだったのかもという気も……。せめて4着だったフィエールマンだけでも、なんとか順調に行ってほしいですね」(競馬記者)

 有馬記念上位の現役馬に次々と“ケチ”が付いている中、フィエールマンは至って順調だという。天皇賞・春には約5か月ぶりの出走となるが、もともと間隔をあけて結果を残している馬だけに、大きな問題はなさそうだ。

 また、昨年の天皇賞・春でフィエールマンとクビ差の接戦を演じたグローリーヴェイズが、予定されていたドバイシーマクラシック(G1)が中止になったことを受け、今年の天皇賞・春の出走が難しい状況。

 昨年はこの2頭が3着以下を6馬身以上突き放していたこともあり、フィエールマンは大本命として今年の天皇賞・春を迎えることになりそうだ。

 仮に連覇が達成されればメジロマックイーン、テイエムオペラオー、フェノーメノ、キタサンブラックに続く史上5頭目の快挙。来週には美浦へ帰厩し、管理する手塚貴久調教師も「ふっくらして、馬はすごくいい状態」と手応えを感じているようだ。今年の競馬を彩る“看板”として、まずは順調にレースを迎えてほしい。

JRA有馬記念(G1)「上位陣壊滅」の危機!? アーモンドアイ、ワールドプレミアらにアクシデント続々……唯一順調なのは「アノ馬」だけ?のページです。GJは、競馬、, , , の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。ギャンブルの本質に切り込むならGJへ!

Ranking

23:30更新
  • 競馬
  • 総合
  1. J.モレイラ「出禁回避」へ負けられない戦い! 桜花賞馬ステレンボッシュは「騎乗不可」、日本ダービーでも悩ましい選択?
  2. JRA「理由なき」単勝115.9倍の皐月賞(G1)勝利に呆然……ナリタブライアンのレコードを塗り替えたのは、約110億円分を一瞬で「紙クズ」にしたお騒がせホース
  3. 【日本ダービー】「力があるね」「大したもん」田原成貴氏&安藤勝己氏も高評価!打倒ジャスティンミラノに「最大の惑星」が名乗り
  4. C.ルメールが「過怠金」横山典弘が「騎乗停止」に賛否両論!? 覚悟の突撃と不可抗力…JRAの一貫した判断とは
  5. 田原成貴「頭がお花畑」安藤勝己「最悪の負け方」元JRA騎手の大物が酷評…大一番で弱点露呈のシュトラウス、有馬記念のT.マーカンドに不安の声?
  6. 35年ぶりのJRA最多勝記録更新も視野!? 川田将雅に匹敵する3着以内率62.2%…今「最も信頼できる騎手」森一馬が凄い!
  7. 【オークス】「実質未勝利勝ち」4頭参戦にトライアル組は貧乏クジ? 優先出走権も事実上の無意味…トップクラスの参戦見送りに泣いた陣営と笑った陣営
  8. J.モレイラ、日本ダービー「本命」はレガレイラを破った4.5億円ホース!? 皐月賞2着コスモキュランダ乗り替わり発表から、鮮やかな優駿切符ゲット!
  9. ナミュール、マスクトディーヴァは大丈夫?高速馬場の「カラクリ」に要注意…歴代最高「2070万馬券」の大波乱はなぜ起きた【ヴィクトリアマイル】
  10. NHKマイルCが堅いとヴィクトリアマイルは大波乱!?「ナミュールもマスクトディーヴァも目じゃない」。波乱を演出する可能性が高い超絶人気薄【隠れ穴馬】