JRA種牡馬では最強世代「No.1」か!? グラスワンダー種牡馬引退で「第3」のステージへ!

「どの世代が最強だったか」
競馬談義でよくある話題だ。そして必ず「1995年生まれ」が挙げられる。
武豊に初の日本ダービー(G1)勝利をプレゼントした「スペシャルウィーク」、ジャパンC(G1)制覇、凱旋門賞(G1)で2着の「エルコンドルパサー」、グランプリ3連覇の「グラスワンダー」らが、1995年生まれ世代だ。
他にもセイウンスカイ、キングヘイロー、アグネスワールド、ウイングアローなど多くの名馬がいるが、上記3頭がやはり代表的な存在である。
2日、そんな最強世代の1頭であるグラスワンダー(牡25歳)が種牡馬を引退することが明らかになった。繋養先のビッグレッドファームが公式ホームページで発表している。今後は明和牧場にて余生を過ごす。
よく比較される最強世代3頭の中でも、グラスワンダーが種牡馬としては1番の成功を収めているといっても過言ではないだろう。
グラスワンダー産駒では、アーネストリー、セイウンワンダー、スクリーンヒーローの3頭が平地G1を制覇。さらにスクリーンヒーローは、すでにモーリス、ゴールドアクターと2頭のG1馬を輩出して、グラスワンダーの血は「孫世代」に脈々と受け継がれている。
対するスペシャルウィークも、シーザリオ、ブエナビスタ、トーホウジャッカルと3頭のG1馬を輩出。だが、シーザリオ、ブエナビスタは牝馬だ。シーザリオはエピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアと3頭のG1馬を輩出しており、ブルードメアサイアーとして血を残すことは決定的だが、父系においては今年産駒がデビューするトーホウジャッカル次第という状況である。
そしてエルコンドルパサーも、わずか3年という種牡馬生活ながら、ヴァーミリアン、アロンダイト、ソングオブウインドのG1馬を3頭輩出。だが、その産駒は現在重賞1勝どまり。それでもブルードメアサイアーとしては、マリアライト、クリソベリルを輩出。血が受け継がれることを期待したい。
このような状況のため、グラスワンダーが最も順調に血脈を受け継げていると言えるだろう。
また、グラスワンダーの孫にあたるモーリスの産駒は、2歳馬が今年デビューを予定している。
「モーリスの産駒は馬産地でも評判がいいようです。デビューが待ち遠しいですね。また昨年の年度代表馬リスグラシューは、今年モーリスと交配しています。まだ生まれていませんが、こちらも注目ですね」(競馬記者)
いずれグラスワンダーの「ひ孫」からG1馬が誕生する日が来るだろうか。
すでに同期のスペシャルウィーク、エルコンドルパサーはこの世を去ってしまっている。第1の仕事・競走馬生活、第2の仕事・種牡馬生活を駆け抜けてきたグラスワンダー。次のステージ「余生」を健やかに過ごしてほしい。
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